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こんにちは美容師おりくまです。
こんな疑問にお答えします。
【50代女性のシャンプー選び】美容師が選び方&注意点をアドバイス
50代になって「パサつき・うねり(くせ毛)・薄毛」が起きるのはホルモンバランスの変化と抗酸化力の低下が原因
私のサロンは50代以上の大人向けサロン。
そんなお客様に共通する悩みは
- ぱさつき
- うねり
- 薄毛
です。
実は40代以降の変化に伴い誰しも経験するものなんです。
50代の髪の毛におこるうねり・パサつきは「カルボニル化」によるもの
40代を境に老化の原因である「活性酸素」に抵抗する力が急激に低下します。
抗酸化酵素を作り出す力のピークは20歳代。そこからジワジワと低下していき、40歳を過ぎた頃から、急激に減少していきます。それまではたとえ活性酸素が作られても、それを抑え込めていたのが、このあたりから、活性酸素の力が、抗酸化力を上回り、老化が進み始めます。
頭皮が黄色にくすむのも同様の理由です。
頭皮にある皮脂が活性酸素と反応(過酸化脂質となる)し頭皮のたんぱく質を変性させてしまいます。
この変化をカルボニル化といいます。
頭皮がカルボニル化すると水を弾きやすくうねりをともなった髪の毛が増えてきます。
「ビタミンC、ビタミンE」「プラセンタ」「コエンザイムQ10」「プラチナ」「アスタキサンチン」「ポリフェノール」「フラーレン」
ホルモンバランスの乱れで薄毛に
女性は更年期により40代半ばからホルモンバランスが変化し「エストロゲン」の分泌が減少します。
個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。
年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれる人もいます。更年期ラボより引用
エストロゲンは「髪の毛の成長サイクル」を整える役割があります。
更年期によりホルモンバランスが変化するとこのヘアサイクルが乱れます。
- 成長期(2~6年)
- 退行期(1~2週間)
- 休止期(3~4ヶ月)
女性の場合成長期は一般的に4~6年です。
「ヘアサイクルが乱れる」と髪の毛は長く太く成長できなくなり短いまま抜け落ちてしまうことも。
女性の場合「毛が細くなり生え際から頭頂部の髪の毛がまばらで密度が低くなる」ことが多いです。
50代女性がいつまでも美しい髪の毛を維持するために必要なこと
正しい頻度でシャンプーを
ヘアサイクルの乱れは薄毛につながります。
毎日一回シャンプーを行い頭皮環境が乱れないように注意しましょう。
ヘッドスパを週1回するのもおすすめです。
正しいシャンプーの仕方はこちらを参考にしてください。
【美容師監修】アミノ酸シャンプーの洗い方!絶対知りたい7つのポイント
亜鉛やイソフラボンを摂取しましょう
女性の薄毛やヘアサイクルの乱れを整えるには「亜鉛」「イソフラボン」が良いです。
亜鉛は納豆や牛肉などで手軽に取れるのでバランスの取れた食事を心がけましょう。
イソフラボンは「植物性エストロゲン」と言われ「女性ホルモンに近い働き」をすると言われています。
タンパク質も摂取しましょう
髪の毛はタンパク質です!植物性タンパク質だと大豆です。
大豆はイソフラボンも取れます。お肉やお魚も。髪の毛には植物性の方が良いといわれています。
その他ビタミン、ミネラルなども髪の毛には必須な栄養素ですよ!
しっかり睡眠をとりましょう
ストレスによってエストロゲンに乱れが生じ抜け毛を進行させかねません。
また睡眠不足もホルモンバランスの分泌を低下させるのでしっかりと睡眠をとりましょう。
アミノ酸シャンプーに変えたことによる頭皮環境の変化
頭皮の皮脂量が急激に増えたり減ったりすることで頭皮にかゆみを生じることがあります。
シャンプーを変えていなくても季節の変わり目、特に夏から秋にかけては頭皮の皮脂量が大きく変化するため頭皮のかゆみを訴えるお客様も少なくないんですよ。
紫外線の蓄積で抜け毛が増えるなんてことも。
さてお使いのシャンプーを変えるとこれと同じことが起きます。
これまで洗浄力が強いシャンプーをお使いだった場合、シャンプーにより取り去られるため皮脂の再分泌が盛んでした。
しかしアミノ酸シャンプーに変えると洗浄力がマイルドになり皮脂の分泌が抑えられます。
このような皮脂の分泌量の変化が頭皮にかゆみをもたらす場合があります。
だいたい一ヶ月くらいすると慣れてくることもあるので1ヶ月程度は経過を観察すると良いです。
以前美容師お勧めのシャンプーを使ったけど頭皮にあわなかった
アミノ酸シャンプーに含まれる成分に反応してカユミを及ぼす場合があります。
アレルギーの原因となる代表的なものは以下の通り。
トリエタノールアミンアレルギー
アミノ酸シャンプーは一般的に【泡立ちしにくい】というデメリットがあります。
それを補うために
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルアラニンTEA
と言った形で「トリエタノールアミン」という物質を配合することがあります。
トリエタノールアミンアレルギーの場合これが原因でかゆみを誘発する場合があります。
パラベンアレルギー
ほとんどのシャンプーには安全に長く使うためにパラベン等防腐剤が配合されています。
ごく少量の配合です。
防腐剤の中でもパラベンは比較的安全なので化粧品以外にも医薬品や食品にも使われます。
しかし中にはパラベンによるアレルギー症状を起きる人もいらっしゃいます。
香料
香料のほとんどは石油由来の合成化学物質であるためこれが原因でかゆみなどの症状が生じる場合があります。
これまでアミノ酸シャンプーでも頭皮に痒みを起こしたことがあるあなたは「TEAフリー・香料フリー・パラベンフリー」のシャンプーを選びましょう。
毛染めしている50代女性に注意してもらいたいこと
あなたは「白髪染め」または「おしゃれ染め」をしていますか?
している場合ヘアカラーの2剤に含まれる「過酸化水素水」は活性酸素の一種です。
この意味では「ヘアカラー」もパサパサの原因の1つと言えます。
お薬選びや流し方なども注意しましょう!
セルフカラーで痛まないカラー剤選びのポイント【白髪染め&おしゃれ染】
ではここからは厳選したシャンプーを紹介していきます。
50代女性に美容師がおすすめするシャンプー
パサつきがしっとりまとまる美容師おすすのシャンプー
mogansシャンプー
ノンシリコンアミノ酸シャンプーです。
頭皮が過敏な女性も安心のTEA・パラベン・香料フリーで天然植物由来のアミノ酸シャンプーです。
セミロングの妻の使用感ですが、ノンシリコンですのでシリコーン特有のスベスベ感はありませんが髪の毛を芯から潤わせてくれる髪の毛が保湿されてしっとり重くなるそんな実感を与えてくれます。
コンディショナーにはケラチンというハリを出す成分やヒアルロン酸やパンテノールなど保湿成分もしっかり配合されています。
mogansにはトライアルキットがあります。
このサイズ感ですが泡立ちが良いのでセミロングの妻ですが1週間くらい使えました。
合成香料が配合されていないので甘い香りなどはないのですが天然アロマの自然でやわらかい香り。
香りが強くないので強い匂いが苦手な女性でも使いやすそうです。
\ トライアルキットあり/
ラフィーシャンプー
手荒れする美容師も安心して使えるようにと開発された商品です。
敏感肌や乾燥肌の50代女性に最適。
フコイダンをはじめとする天然由来成分が頭皮と髪をしっかりと保湿してくれます。
もともと美容室専売品なので1Lで販売されています。
ただし1Lでの販売になります。
1000mlだと4か月〜半年程度持つのでコスパがいいシャンプーです。
ただし一度試してから購入したいですよね。
そんな方は公式サイトでお試しサイズが販売されているのでそれを使ってからでも遅くないかもしれませんね。
\ 公式サイトはお試し300ml販売あり/
アプルセルシャンプープレミアム(カラやパーマをしている方向け)
カラーやパーマで痛んだ髪の毛もしっとり潤います。エイジングケアにも対応したシャンプーです。
泡立ちも良く優しい香りにつつまれます。
キトフィルムが髪の毛のキューティクルをラップするから「ドライヤーや紫外線」から髪の毛を守ります。もちろん手触りもサラサラになります。
天然成分由来なので通気・通水性があるタイプで髪のパサツキを悪化させることがありません。
ぺリセアという1分程度で髪の毛内部に浸透する補修成分やヒアルロン酸より保湿効果が高いリピジュアも配合されています。
アスタキサンチン・ザクロ・ルチン配合で酸化から守る役割も。
シャンプーボトルも特徴的な上げ底でシャンプー・トリートメントの成分酸化を防いでくれます。
50代女性のペタッとしがちな髪の毛をふんわりまとめる美容師おすすめシャンプー
ナプラインプライムボリュームアップシャンプー
ふわふわというよりも濃密でクリーミーな泡立ちのシャンプー。
ケラチンという髪の毛を構成するアミノ酸が配合されているから使い続けることでやせた髪の毛を健康的でツヤのあるハリある髪の毛に導いてくれます。
香りは青りんごのフルーティーな香り。
ケラチンは結構独特な香りがするのですがそれをちょっと隠しきれていないそんな感じで香りは独特ですね。
サンコールR21シャンプー&トリートメント
R21シャンプーにはヘマチンという成分が入っています。
ヘマチンは髪の毛に残留するアルカリを穏やかに中和したりパーマのSS結合を手助けする役割があります。
お客様の感想や私の使用感からすると重くなくフンワリ仕上がります。
難点は泡立ちが悪い点ですね。
合成香料は配合されていませんが独特な香りです。
【50代で薄毛が気になる女性にピッタリ】美容師おすすめシャンプー
マイナチュレシャンプー
マイナチュレシャンプーは「過度」に脱脂力が強くないけど「しっかり汚れをおとしてくれる」そんなシャンプーです。
50代女性の乾燥しがちな頭皮や髪の毛をしっとり仕上げてくれます。
使用感や泡立ち、香りなどより詳しい詳細は以下の記事にまとめています。
【購入前に知りたい注意点あり】マイナチュレスカルプシャンプー【レビュー】
マイナチュレシャンプーは40代~50代女性特有のヘアサイクルの乱れを整えてくれるシャンプーですので薄毛が気になりだした女性にぴったりです。
- 無添加商品で敏感肌OK
- ナノサイズのヒアルロン酸配合で「頭皮の角質層」まで浸透保湿するから潤い長持ち
- 優しく頭皮を洗浄する厳選したアミノ酸系成分
- ドライヤーの熱で髪の内側から補修する成分配合
- 医薬部外品の有効成分として活躍する成分を配合するため、頭皮トラブル防止
シリコン・着色色・パラベン・合成ポリマー・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤・タール系色素・合成香料・サルフェートフリー
さらにパッチテスト・スティンギングテスト等も実施ているので安心できる商品です。
パッチテストは接触性皮膚障害が起きないか確かめるテストです。アレルギーによるカブレなどを調べるもの。スティンギングテストとは「敏感肌」の方が利用した時に刺激を感じないか調べるものです。
無添加へのこだわり、各種テストを実施して多くの敏感肌で悩む女性が安心して使えるよう真剣に取り組んでいるシャンプーですね。
マイナチュレシャンプーの正規品購入窓口のそれぞれの価格を比較してみました。
マイナチュレシャンプー | 楽天市場公式ショップ | Amazon公式ショップ | ヤフーショッピング公式ショップ | 公式ウェブサイト |
初回1本税込価格 | 3696円 | 4446円 | 4446円 | 3696円 |
送料 | 750円 | 送料無料 | 750円 | 750円 |
合計 | 4446円 | 4446円 | 5916円 | 4446円 |
定期購入 | なし | 定期お得便は5%オフ | なし | 1本定期コース 3172円送料無料 30日間返金保証あり |
1本のみのお試し購入で一番高いのはヤフーショッピングでした。
それ以外はどこで購入しても同じです。
ただし他のマイナチュレシリーズ同様返金保証があるのは公式ウェブサイトのみでした。
1本定期コースを選択すると3,172円ですので定価より1,000円以上安かったです。
\ 公式サイトは30日間全額返金保証付き/
公式サイトは30日間全額返金保証制度があります。
50代のに最適なアウトバストリートメント&オイル
プラーミアボリューマイザープラス
ボリュームアップしにくい細く柔らかいの根本を立ち上げる洗い流さないトリートメント。

美容業界では有名なミルボンの商品です。

ふわふわのムース状で出てくるトリートメント。シャンプーの後「乾かす前」に使います。

ボリューマイザープラスが良い点は「ムース」状なので「狙った場所」にトリートメントをとどめることができます!
50歳を過ぎるとハリが失われがちですよね。
これをつけてドライヤーで立ち上げるように乾かすだけでふんわり仕上がります。
結構キープできるとお客様の評判ですよ。
ジェミールフランメルティバターバーム
こちらは油脂配合の洗い流さないトリートメント兼スタイリング剤です。

油脂は髪の毛を外聞の湿気から守る役割がある成分です。
アルガンオイル・マカデミア種子油・シアバター・バオバブ種子油・マンゴー種子油 etc
油脂を利用することで髪の毛を外部の湿気から守ります。
夜ブローしても朝爆発・・・。
もう時間がないよ・・・結んじゃえ。
そんな女性多いですよね。
このメルティバームは冷えて固まる特徴があるから夜ドライヤー前につけて乾かせば寝癖からも守ってくれます。
翌朝スタイリングが楽なのはもちろん一日湿気からくせ毛を守ってくれますよ。
利用すると効果的な髪質は以下の通り。
- 毛量が多くて毎朝爆発する
- くせ毛で爆発する(髪の毛は猫っ毛ではない)
- どちらかというと髪の毛は太い方
使われている油脂はシアバター&モリンガ種子油のW配合でハンドクリームとしても使えます。
夜シャンプーの後、水分が滴らない程度にタオルドライしましょう。
手のひらに充分メルティバターを馴染ませてから髪の毛に塗布しましょう。

ドライヤーの熱でメルティバターが溶けるので髪の毛一本一本が指どおり滑らかになります。
まとまりよく乾かせるアイテムです。
くせ毛に悩む朝忙しいママさんや働く女性に最適な一品ですよ。
なお熱を加えればメルティバターが溶けて再度スタイリングも可能だから朝手直しも楽チンです。
R21ストレートヘアオイル
カラーやパーマをしているうちに髪の毛のうねりが酷くなった気がする・・・。
これは髪の毛のキューティクルに生じるダメージホールが原因の可能性大です。


髪の毛表面に小さな穴がある状態。
そこから水分を吸収することでうねりが生じます。
このダメージホール対策に有効なのがR21ストレートヘアオイルです。
使われているシリコーンはシクロペンタシロキサンで、髪の毛へ残留性が低いもの(揮発性が高い=蒸発しやすい)でパーマやカラーをしている人でも使いやすいです。


オイルの使い方
- 髪の毛が濡れいてる時につけた方が良い?
髪の毛が乾いている時でも効果はあるものの、ウェットの方が伸びが良く全体に馴染ませやすいのでタオルで水分を取り除いた後つけるのが良いでしょう。
- 付ける量
ショートで1プッシュ、ミディアムで2プッシュ、ロングで3プッシュ程度で充分です。
- 乾かすことでより定着する
このオイルは乾かすことでより髪の毛にくっつく性質があるんです。
髪の毛が濡れた状態で馴染ませたら、ドライヤーで必ず乾かしましょう。
ベタツきはなく、サラサラした使用感ですよ。
うねる髪の毛は特に、ブラッシングの摩擦などによりキューティクルに剥がれが生じると余計悪化します。
そこで以下の点を気をつけましょう。
- 引っかかるのを無理やりブラッシングしたり、コーミングするのを控える
- 梳かす前に紹介した各種製品を使い滑りを良くする
- しっかりドライヤーで乾かす
- アイロンの温度に気をつける
髪の毛のすべりを良くして髪の毛へのダメージを減らしたり、アイロンの温度を上げすぎることで髪の毛を傷めないよう注意してお手入れしてみて下さいね。
これまで紹介したシャンプーと市販品との違い
市販品と私がセレクトしたアミノ酸シャンプーの違いは界面活性剤です。
例えばフライパンの油汚れはお湯だけで綺麗にできないませんよね。
髪の毛の油汚れ(皮脂とか)も同じなんです。
食器洗いに洗剤を使うようにシャンプーにも界面活性剤を混ぜてお湯で洗いながす必要があります。
シャンプーに使われる界面活性剤の種類によって高級アルコール系シャンプーとかアミノ酸シャンプーなどと分類されます。
これが市販のシャンプー(高級アルコール系と呼ばれます)とアミノ酸シャンプーの違いです。
- シャンプーの刺激
- 洗い上がりの質感
に大きな影響を与える重要な成分です。
アミノ酸系シャンプーで使われる主な洗浄成分は3つのカテゴリーに分けられます。
- アミノ酸系
- タウリン系
- タンパク質由来系
それぞれ見ていきましょう。
アミノ酸由来の成分
髪の毛に含まれるアミノ酸は18種類あります。
アラニン・グリシン・イソロイシン・ロイシン・バリン・トレオニン・セリン・フェニルアラニン・チロシン・プロリン・トリプトファン・メチオニン・2分の1シスチン・アルギニン・リジン・ヒスチジン・アスパラギンン酸・グルタミン酸
髪の毛に含まれるアミノ酸が複数つながりタンパク質となり髪の毛を作っています。
この髪の毛に含まれるアミノ酸の中でもグルタミン酸・アラニン・グリシンそれぞれが由来となり作られた洗浄成分をご紹介します。
- ココイルグルタミン酸ナトリウム
- ラウロイルグルタミン酸ナトリウム
洗浄力・泡立ちが弱い反面髪の毛や頭皮に低刺激です。
- ココイルメチルアラニンナトリウム
- ラウロイルメチルアラニンナトリウム
適度な洗浄力・脱脂力があるので仕上がりに潤いも残ります。
- ココイルサルコシンナトリウム
- ラウロイルサルコシンナトリウム
適度な洗浄作用と静菌効果もある洗浄成分です。
タウリン系の成分
アミノ酸由来の界面活性剤は刺激が少ない分洗浄力に劣ります。
そのため洗浄力を補うためにアミノ酸系に配合されている成分がタウリン系です。
- ココイルメチルタウリンナトリウム
- ラウロイルメチルタウンリナトリウム
頭皮や髪の毛に優しく低刺激で洗浄力に優れています。
これらの組み合わせてアミノ酸シャンプーは作られています。
タンパク質由来のタウリン
最後にタンパク質由来の洗浄成分を紹介します。
髪の毛はアミノ酸が含まれていて、それが複数つながることで髪の毛のタンパク質を形づくっていると説明しました。
このタンパク質の一つであるコラーゲンを由来とした洗浄成分が
- ココイル加水分解コラーゲンナトリウム
です。
アミノ酸が複数くっつくとタンパク質になりますが、このタンパク質を加水分解することで得られるのがポリペプチドと呼ばれるもの。
アミノ酸の塊みたいなものです。
このポリペプチドから作られた洗浄成分です。
アミノ酸由来同様に髪の毛や頭皮と親和性が高いだけでなくコラーゲン由来なので髪の毛に潤いを与えながら洗浄できるなど、髪の毛のコンディションを同時に高める効果も期待できます。
ただし原料が高価なのであまりみかけません。
厳選したアミノ酸シャンプーを使うメリット⇒髪や頭皮に優しいこと
頭皮や髪の毛が健康な状態のペーハーはPH4.5から5.5です。
アミノ酸シャンプーは弱酸性にPH調整されているので弱酸性下で優れた洗浄力を発揮できます。
頭皮が弱酸性に保たれると潤い成分が分泌されて髪の毛や頭皮を乾燥から守ることができます。
デメリットは洗浄力が弱く・泡立ち・泡切れが悪いこと
アミノ酸シャンプーは刺激が少ない反面、洗浄力は弱く、泡立ち、泡切れは悪い傾向があります。
ただし各社タウリン系の洗浄成分を混ぜたりするなどして調整されているので特に問題ないでしょう。
シリコン入りのトリートメントがあるけど大丈夫なの?

従来シャンプー剤はシャンプー中に髪の摩擦を軽減するためシリコンを入れていました。
特に、高級アルコール系や石鹸系は、優れた洗浄力のために「髪の毛や頭皮から油分」が失われてしまいます。
その結果
- シャンプー中の手触りが悪くなる=品質が悪いイメージ
- 髪の毛がキシむためシャンプー中やリンス中に摩擦で髪の毛が損傷しやすい
ということが起こりました。
そこでシリコンを入れてシャンプーイング中の毛髪ダメージ軽減、手触り向上のためにシリコンを配合しました。
時代とともに、シリコンの悪評が立つようになりました。例えば
- シリコンは頭皮につまって害のあるものだ。
- カラーやパーマの妨げになるものだ。
という誤った認識が広まりました。
その結果、ノンシリコンブームになったようです。
しかしシリコンは頭皮につまりません。網目状の構造のため隙間が開いておりそういった心配は無いのです。
シリコンはブラッシングによる髪摩擦を軽減する効果があります。
シリコンなしできしんだ髪の毛を無理やりくしでとかす方がよっぽど悪影響です。
アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドですのでシリコンを入れる必要がありません。

