こんにちは美容師アベです。

私は元サラリーマンで就職支援に関する仕事についていた経験があります。
また私自信2回の転職活動経験もあります。
今は小さな美容室を経営していて美容師の気持ち、採用する側の気持ちも分かります。
そこでこの記事では美容師から転職を考えている皆さんが後悔しないように・人生積まないように必要なアドバイスをまとめました。
この記事を参考に後悔しない人生を送ってくださいね!
もくじ
美容師から転職するまでの注意点&転職の進め方【まとめ】
美容師から転職する前の注意点
美容師を辞めて問題が解決するか考える
美容師を辞めて異業種に転職するのも良いでしょう。
美容師から転職することで
- 時間的
- 精神的
- 金銭的
余裕が生まれて悩みが解決するなら素晴らしいことです。
一方で美容師を辞めたところで根本的に解決できない問題もあります。
例えばこんなこと。
- クレームを受けて辛いから美容師を辞めたい
- ミスをして辛いから美容師を辞めたい
クレームを受けることは辛いことです。
しかしどんな仕事でもクレームは起こりえます。
クレームへの対処法を今学ばなければ転職した先でも同じ目に遭うかもしれません。
ミスも同じです。
どんな仕事にもミスはつきものですしその度に仕事を変えていたら大変です。
美容師を辞めて環境を変えるのは悪いことではありませんが、もし美容師に未練が少しでもあるのであれば、いまいちど乗り越えられないか考えてみるのも良いでしょう。
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美容師アシスタントが辛くて辞めたい時の乗り越え方&辞める前の注意点
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美容師スタイリスト辞めたい時の乗り越え方と辞める前の注意点
働く美容室を変えることで問題が解決しないか考えてみましょう
人間関係に不満があるなら美容室を変えることで解決可能かも知れません。
一方で「給与が安い・土日のお休みが少ない」という不満は業界特有の問題なので美容師でいる限り解決が難しいです。
以下の基準に照らし合わせて続けるべきか考えてみましょう。
チェックリスト
- 美容師が好きかどうか
- 美容師としての将来像を描けるか
- 身体的苦痛が原因か
- 他にやりたいことがあるかダミーテキスト
美容師が好きでも将来像を描けない(例えば結婚して家庭を持ちたいけど実現可能性が少ないと感じる)なら転職を検討すべきでしょう。
身体的苦痛があるケースもやむを得ないのと、転職理由で理解を得やすいので転職を検討しても良いケースです。
美容師辞めてよかった!後悔しないための4つのチェックポイントを参考に今一度考えてみましょう。
美容師を辞める前に転職活動を始める
美容師を辞める時大事なのは辞めた後のことを考えることです。
- 目標を明確にする
- 目標達成のためのキャリアプランを検討する(リサーチする)
- 辞めてから再就職までのスピードはスピーディーに
まずは将来の目標を明確にしましょう。
例えば異業種に進むならどんな業界・職種につきたいかを検討します。
目標を明確にしたら実現するために必要なことをリサーチします。
- 例えば未経験でも求人は実際あるのか
- 持っておくと有利な資格はないか
実際に求人を検索してみたり希望する職種に求められるものを把握します。
仕事を辞めてから次の職を探すべきか、それとも働きながら転職先を探すべきか迷う人も多いですよね。
ですが有利なのは圧倒的に「働きながら転職先を探すこと」です。
転職期間が長期化すると無職の期間が長引きます。すると面接で「無職の期間何をしていたか」説明しなければならず不利になります。
もしすでに辞めている場合は転職のために努力していた証拠(キャリアアップのための行動)を示すことが大切です。
つまり転職先は働きながら探すのが最善な選択です。
美容室を辞めるタイミング&退職理由と伝え方
美容室を辞めるタイミング
美容師を辞めたい場合法律でどう定義されているか把握しておきましょう。
民法627条に以下のような規定が定められてています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
WIKIBOOKS より
このように○年○月までという期間を定めていない雇用契約の場合2週間前までに退職を申し入れれば辞めることが可能です。
美容学校を卒業後美容室に就職した場合ほとんどが期間の定めの無い契約です。(いわゆる正社員)
法的には2週間前までとありますが、円満退職するには余裕をもって最低でも1か月前には伝えましょう。
ただし理想的なのは引継ぎを考えると3か月前~6か月前が理想的です。
次のスタッフを採用するまでの期間やお客様の来店周期から考慮するとこのくらいが理想的です。
ただし遠慮しすぎることはNGです。
あなたの精神・心理的状況で許容できる範囲で譲歩すればよいのです。
円満退職のために引継ぎはもっとも重要な要素です。
カルテを丁寧に記載することはもちろん、記入しきれない
- 家族構成
- 趣味・嗜好
なども引き継ぐとより親切です。
長年担当しているとその方の趣味や嗜好が分かってくるものですよね。ラーメン巡りが好き、旅行が好き、お子様は小学生、こんな情報を共有してあげるだけで引き継ぐ方はありがたいですからね。
また当然ですが「アレルギー」や「過去のトラブル」などは絶対忘れず引き継ぎましょう。
業務関係の引継ぎは数か月間共同して行うのがベストでしょう。
実際指導しながら仕事をやらせてみてチェックすることでミスを防ぎましょう。
引き止められない退職理由と伝え方
退職理由を伝える際の大事なポイントは3つです。
ポイント
- 会社の悪口にならない退職理由であること
- 期限を切ること
- きっぱりと言い切ること
基本的には正直に話すのが一番ですが会社の悪口になるような退職理由は避けましょう。
また人で不足で辞めたいのに辞めらないケースも多々あるので「期限を切る」「きっぱり言い切ること」も必要です。
上手な退職理由の伝え方は引き止められない退職理由の上手な伝え方でより詳細に解説しています。
退職したいけど言えない場合は美容院経営者が教える上手な伝え方を参考にしてください。
【美容師から転職ランキング】どんな業界&職種が人気か元美容師57名に調査
美容師を辞めて転職する決意が固まっている方はどんな業界・職種に転職を狙うか考えてみましょう。
元美容師の転職実績は以下の通りです。
参考(男性美容師)
業界編
- 1位 電子・電気機器
- 2位 建設・住宅・インテリア
- 3位 教育
- 3位 サービス
職種編
- 1位 技術系職種
- 2位 事務管理系職種
- 3位 営業職系職種
参考(女性美容師)
業界編
- 1位 サービス
- 2位 医療福祉
- 3位 不動産
- 4位 百貨店・スーパー・専門店
- 4位 損保・生保
職種編
- 1位 事務管理系職種
- 2位 販売サービス系職種
- 3位 営業職
- 3位 クリエイティブ
- 3位 IT
- 3位 専門職
美容師の技術や資格そのものを活かし転職した人や、接客力・コミュニケーション力などを活かし転職した人、新たな分野(IT系や医療系)に再度資格を取得し転職した元美容師もいました。
アンケートのより詳細なデーターや具体的な転職先等は元美容師が選んだ業界&職種ランキングで解説しています。
面接での美容師からの転職理由【伝え方&ポイント】
今のサロンの待遇が気に入らないから「美容師を辞めないが他サロンに転職したい」人もいれば「美容師を辞めて異業種に転職したい」人もいます。
どちらにしろ転職理由で大切なのは「後ろ向きな退職理由」ではなく「前向きな転職理由」です。
前職の悪口を転職理由にしてはいけません。
キャリアップするために転職するという前向きな姿勢を伝えることが大事です。
転職先を選ぶ際の注意点は「不満」を解消できる転職かをよく把握することです。
福利厚生への不満があるのに「小規模美容室」に転職しても意味ががありません。
面貸しや業務委託も収入が不安定な側面があるので注意が必要です。
美容師から転職する際の履歴書作成法
美容師から転職するために履歴書の作成法を学びましょう。
履歴書にはJIS規格とその他に分けられますが指定されない限り種類について神経質になる必要はありません。
それよりも中身が大事です。
一般常識を疑われないよう最低限抑えるべきポイントをまとめました。
美容師から転職する際の職務経歴書作成法
職務経歴書のフォーマットは自由なので自作して構いません。美容師から転職する場合は履歴書と同様の編年体式で問題ありません。
中身ですが
- 職務概要
- 職務経歴
- 活かせる経験・知識・技術
- 資格
- 自己PR
で構成します。
それぞれの具体的な記入例は職務経歴書の書き方&考え方で解説しています。
美容師から転職する際の自己PR&志望動機
美容師が転職でアピールできる強みは6つあります。
参考
- 接客力
- コミュニケーションスキル
- 忍耐力
- 思考・提案力
- 器用さ
- 専門知識&技術
これらを志望する職種に合わせてアレンジしましょう。
どのようにPRすればよいか分からない場合自己PR&志望動機の作り方【元美容師8人の実例あり】をご覧ください。
職種別の自己PRの作り方や元美容師の実例なども紹介しています。
美容師から転職するなら美容師免許を活かすのもあり
美容師の仕事は嫌だけど美容師免許は活かしたいという方もいると思います。
美容師以外の仕事で美容師免許が必須なのは
- アイリスト
- 美容師専門学校職員
- 育毛アドバイザー
などです。
美容師免許が必須ではないものの美容師の経験を活かせるという意味では
- 美容部員
- メイクアップアーティスト
- ウィックアドバイザー
なども考えられます。どんな仕事なのか知りたい方は【美容師免許】美容師以外に活かせる仕事は3つあり!へ
美容師から転職するのにおすすめのサイト
美容師を辞める前にどんな仕事に転職できるかリサーチすることの大切さをお伝えしました。
実は転職サイトの選び方を間違うと転職に苦労することもあるんです。
例えば美容師アシスタントをすぐ離職したような場合(おおむね新卒入社後3年未満に辞めた場合)「経験が浅くても活力ある人材が欲しい」という企業に転職しやすいです。
こういう層を「第二新卒者」と呼びます。
第二新卒を求める企業に効率的にアプローチすれば転職を短期間で成功させることができます。
第二新卒者で美容師以外の仕事に正社員で転職したいなら転職エージェントを利用するのが一番の近道です。
転職エージェントは「カウンセラーと面談の上転職先を紹介してもらう」サービスで書類選考無し・面接のみの選考というケースも多いです。
職歴が短く自信が無い場合特におすすめです。
ある程度職歴があるなら細かい条件を指定して求人を検索するのも良いでしょう。
営業・事務など未経験者歓迎の求人数が豊富で、大手~中堅企業の好条件の求人も掲載されている「リクナビNEXT」が一番使えます。
求人サイトもエージェントも求職者は無料で利用できます。
【美容師から転職で正社員を目指す】おすすめ求人サイト&エージェント厳選7社では実際利用した人の口コミ等をまとめています。