こんにちは美容師あべです。
私は美容師一家に生まれ今は一人美容院を経営しています。
美容院にくるお客様はどんな不安をかかえているのだろう?という疑問があり調べた時のことです。
「美容院」「怖い」「ブス」と検索する人が多いことに驚きました。
一ヶ月で143名もの人が外見に自信が無いために美容院が怖いと感じているのですね。
今回は美容院を怖がらないで下さいって話です。
美容院が怖い→ブスな私に自信がありません
こんなお悩みにお答えして、まずは美容師がお客様の外見をどのように見て判断しているのかを明らかにしましょう!
美容師はお客様の容姿を良し悪しで判断などしない
あなたが始めての美容院に行ったとします。
美容師である私はあなたを見て
- ブスがきたよー!担当したくねぇ・・・
- デブがきたよー。すげーな。
なんて120%思いません。
私が初めて担当するお客様を見て考えることは
- 顔型が××だから○○にしたらお顔にしっくり似合いそうだな。
- 全体に量が多いから軽めに仕上げた方が良いかな。
- 普段の分け目はここなんだな。
- 襟足の髪の量が多いな。ここに不満を持ってそうだな。
- 襟足にクセがあるから短くつめすぎると失敗しそうだぞ。
- サイドが膨らむんだな。ここを削ることが必要かな。
- 頭頂部にボリュームが無いから段をつける必要がありそうだな。
といったことです。
これらに共通するのはあなたに満足してもらいまた来てもらわなきゃという気持ちです。
鏡でお顔を見るのはあなたのお顔が綺麗かどうかを判断するためではなくあなたが綺麗になるためのヒントを見つけるためです。
美容院が怖い理由
容姿に自信が無いという理由以外に美容院が怖いと感じる要素はいくつかあると思います。
例えばコミュ症で会話が苦手というもの。
会話が怖い・上手に話せない
やたら話しかけてきてうざい美容師いますよね。
あなたはお客様なので会話が怖いと思う必要は本来無いんです。会話したくないならしゃべらなくてもいいし、会話したいなら美容師が上手にリードすべきなんです。
だからあまり悩み過ぎないでください。
美容師との相性もあるので「違うな」と思ったら美容院を変えてみましょう。
【コミュ症で美容院しんどいです】現役オーナー美容師がアドバイスで会話をできるだけ拒否する方法・会話を上手にするコツを解説しています。会話に悩んでいる方はご参考にどうぞ。
鏡が怖い
ツイッターを見ると美容院の大きな鏡に自分が映るのが怖いというケースがあるようです。
鏡が怖い…美容院の鏡今からもうこわい
— 高山 (@kuroki0w0ikoruk) September 17, 2011
やから鏡がいっぱいある美容院が怖くて、今は完全個室の美容院見つけて美容院行くん怖いっていう気持ちが少しだけ改善された。個室は追加料金1000円かかるけど1000円で怖さが少し改善されたし室内に美容師さんと一対一で安心やし鏡あるのはまだ少し怖いけどたぶんなんとか美容院これから通えると思う。
— さくらもち❁︎大阪。 (@mMZZBfNdpGHwv9f) January 31, 2020
私にとっては当たり前の日常でしたので気づきませんでした。
直視するのが苦手なら目をつぶって寝ていましょう。
会話が苦手な人にもおすすめです。
また当店の場合ですが鏡を直視するのが本当に辛い場合はバスタオルで隠して差し上げることも可能ですよ。
東日本大震災の時避難所でカットしたのですがもちろん鏡など無い状態でした。
鏡が無くてもカットは可能ですのでいきつけの美容院があれば相談してみるのもアリですよ。
美容院が怖い時の対処法
郊外の小規模店を探そう
美容院に行くと
- お洒落な美容師と自分を比較し辛くなる
- お洒落なお店にいる自分が場違いのように感じる
なんて女性も多いようです。
特に若い女性が集まるようなお洒落の代名詞となる地域の美容院はファッション性を重視しています。
ファッション性が高い美容院というイメージを定着させるために
- 美容師のヘアスタイル・メイク・衣装にトレンドを取り入れる
- 店舗の立地にこだわる
- 店舗の外観&内装にこだわる
- ファッション性の高いヘアスタイルをSNSなどで拡散する
こういった戦略をとっています。
もちろん想定する来てもらいたいお客様層もファッションに敏感な特に若年層のお客様という訳です。
あなたの場合こういう美容院は疲れませんか?
そこでおすすめするのが郊外型の美容院です。
郊外の美容院は気軽さが売りです。
おしゃれな美容院を探したい人は皆都市部へ出かけます。
一方地域密着型で生き残っている美容院は常連のお客様で成り立っているケースが多くお客様の年齢層も高め。
働いている美容師の年齢層も大型チェーン店に比べて高めです。
都市部に比較すると普段着で気軽に入れる美容院が多いですよ。
美容師が少ない美容院を選ぼう
大規模チェーン店と違い最低限の美容師で運営しているお店も少なくありません。
私のような1人美容院もあれば、スタイリスト1人+アシスタント数人という場合もあるでしょう。
美容院が怖い人にとって毎回担当者が変わるのも疲れますよね。
小規模の美容院や1人美容院は担当者の変更が無い(または少ない)ので精神的負担が少ないです。
もう大丈夫!安心して通える美容院の探し方
折り込みチラシをチェックしてみる
地域密着型の美容院は狙っているお客様の年齢層が高いためデジタル媒体よりアナログ媒体を重視して広告宣伝している場合が多いです。
例えば新聞の折込広告や地域のフリーペーパーなどをチェックしてみましょう。
郊外のお店は仕上がりが心配
実はカットの手法に関して言うと若い人も年配の人も切り方は同じなんです。
もし郊外の美容院にいったら昔っぽく仕上がったという場合
- 削ぎ
- 仕上げ
に原因があると考えられます。
例えば若い女性がボブにした場合、仕上げで表面を後ろに流すとフケて見えがちですし、カットラインを削がずに仕上げると昔っぽい印象に仕上がります。
これは実際にお店にいってカットしてもらわないと判断が難しいところですね。
ただしファッション性が高いグラデーションカラーなど一部利用できないメニューがある場合があります。
郊外には当店のような地域のお客様に支えられながら運営している美容院もありますので、あなたが気楽に入れるお店を立地だけにこだわらず探してみてください。
この記事がきっかけであなたの美容院への恐怖感が少しでも無くなれば幸いです。