こんにちは美容師アベです。
現役美容師の私が「美容室で会話がめんどくさい時の対処法」をまとめました。
結論から言うと会話がめんどくさい時のおすすめの対処法は5つです。
おすすめ順に紹介します。
美容室で会話がめんどくさい時の対処法
- 本を読んで過ごす
- 寝たふりをする
- 会話をはずませない
- はっきり伝える
- 会話無しサロンに行く
おすすめ順に5つ紹介しました。
なぜ会話無しサロンが一番のおすすめでは無いのかについても解説しますので最後まで読んでみて下さい。
【美容師解説】美容室で会話がめんどくさい時の対処法
美容室で会話がめんどくさい時は寝たふり推奨&注意点あり
一番のおすすめは寝たふりをすることです。
私は美容師ですが、目をつぶっているお客様にわざわざ話しかけたりしないからです。
ただし寝たふりには注意点が3つあります。
注意ポイント
- 最初のカウンセリングはしっかりと希望を伝えてください。
- 最初のガイドライン(アウトライン)が出来上がるまでは長さを見て確認しておきましょう
- 前髪カットをする際は目をあけて確認してください
理想的なヘアスタイルを作るために必要なのはお客様との協力関係です。
例えばお客様がご要望や今の悩みを伝えてくれないとどうでしょう。
悩みを解決しお客様が希望する髪型に近づけることができなくなります。
会話が嫌だからと最初からぶっきらぼうな態度をとると美容師側も構えてしまいます。
ですから「最初のカウンセリング」だけは会話がめんどくさくてもしっかりと希望や悩みを伝えましょう。
カウンセリングが終わったら続いてアウトラインのカットに入ります。
オーソドックスなカット法は「ガイドライン」と呼ばれるアウトラインを最初に作ることから始まります。
もみあげの長さを切って襟足の長さを切って全体の裾の長さを決める作業ですね。
この最初の手順が終わるまでは目を開けて希望通りにできているか確認しておきましょう。
その後は目をつぶっても構いません。
ただし時折目を開けて確認すると良いですよ。
また前髪カットの時は美容師が切り終わったら目を開け、カットする時は目を閉じるといいです。
なぜ目を開けた方がいいのか。
それはですね「目を閉じると眉が動くから」です。
前髪って基本的に眉を出したくないとか、目スレスレにしたいという希望がありますよね。
目を閉じていると眉と前髪の関係が把握しづらいんです。
会話がめんどくさくて目を閉じる場合も時折目を開けてヘアスタイルを確認するのが大きく失敗しないコツですよ。
会話したくないサインを美容師に伝えるなら本を読むのもおすすめ
本を読んでいるお客様なら私は話しかけません。
目を閉じるのと同様に頭が下がらないようにだけは配慮して下さると美容師も仕事がやりやすいですよ。
雑誌は持ち込んでもOKです。
実際好きな小説を持ちこんだり参考書を持ち込むお客様って結構いますから問題ありません。
美容室で会話が面倒くさいなら会話を弾ませないのも大事
美容室で会話が面倒くさいなら「会話を弾ませない」ことをおすすめします。
例えば「〇〇さん何が趣味ですか?」と問われたら「映画です」と一言で返します。
会話したい方だと「映画が好きで最近〇〇見てきました!」と会話が続きますので美容師側も会話したい方だと判断して「どうでしたか?今話題ですよね」と話題を広げていきます。
話しかけても会話がひろがらないお客様は会話したくないんだぁと判断して会話を控えるように私はしていますよ。
疲れているのでお話して頂かなくて結構ですよと伝える
これはちょっとお客様からするとハードルが高いかも知れません。
ですが私的には全然ありで「なんだこの人は」とは思いません。
「疲れているので無理に会話して下さらなくていいですよ。静かにしているのが好きなので」と伝えれば「あ、この方は会話したくない人なんだな。今後は会話は控えよう」とまともな美容師なら察すると思います。
美容師の中には会話が苦手なのに、サロンの方針で無理やり話しかけなくちゃと思っている人もいるのではっきり伝えてもらうと美容師側も楽です。
会話無しサロンに行く
今は会話無しメニューの美容室も増えてきました。
私は流行る以前から会話をしたいか否かをアンケートで来店時にリサーチしようと考えたことがありました。
ですが辞めました。
その理由は「会話しないというルールを事前に決める」のは美容師としてどうかと思ったからです。
経験から言えることですが、最初はまったく会話しなかったお客様が次第に打ち解け会話するようになる方もいます。
普段まったくしゃべらない方が辛いことがあったと吐き出すケースもあります。
本来の接客ってその時のお客様に最も快適な対応を行うことだと思います。
そのコミュニケーションを最初から取りませんという方針に対して「私は」違和感を感じたからです。
ですが会話が苦痛で仕方ないという方にとっては会話無しサロンは魅力的かも知れません。
会話無しでもしっかりカウンセリングしてくれるならそれはそれでありかも知れませんね。
美容師が会話する心理
美容師が会話する理由は色々あると思います。
新人美容師なら自分自身の緊張を和らげる(悟られたくない)ために会話をするケース。
美容室の方針で会話しなくてはいけない場合。
ただ単におしゃべり好きで接客の本質を分かっていない美容師。
美容室で会話がめんどくさいという方の多くは
- 聞いていないのに美容師がべらべら喋ってきてめんどくさい
- 話したくないのに根掘り葉掘り質問してきて答えるのがめんどくさい
このめんどうくさいの本質って「美容師が会話の主体」だからなんです。
会話の本質はお客様の話を聞くことです。
そんな本質を分かっている美容師ならあなたが希望する髪型に親身になってくれるはずですし、あなたも「美容室での会話」が「めんどくさい」と感じなくなるかもしれません。
色々な美容室に行って「この人は私の気持ちを察してくれている」そう思える美容師を探してみてくださいね。
きっとそんな美容師ならヘアスタイルもあなたの希望を叶えてくれるよう努力してくれるでしょう。