こんにちは美容師アベです。
私は一人美容院を経営しています。
お客様からよく差し入れ・お土産など頂くことがあります。
美容室に差し入れはするべきなの?しなくてもいいの?差し入れするなら何が喜ばれるの?こんな疑問にお答えします。
【美容室に差し入れ】美容師が実際もらって嬉しかったもの【基本差し入れは不要】
美容室に差し入れする必要は基本なし
結論から言いますと美容室への差し入れ有無で仕事に差をつけるような美容師はいないので差し入れは必要ありません。
逆にそんなお店なら変えた方がいいですね。
私のお客様で来店する度に差し入れしなくてはいけない雰囲気が辛くて私の美容院に来たという方がいました。
こういう美容院は異常で、美容室側はあくまで施術を提供して対価を頂く立場ですからそれ以上の心遣いは必要ありませんよ。
美容室になぜ差し入れして下さるお客様が多いのか
一部例外を除けば、多くの美容師・美容室は差し入れを強要するようなことはありません。
差し入れは特別必要ないという立場は共通している思います。
ですが差し入れを頂くと美容師は嬉しいものです。
なぜ一部のお客様は美容室・美容師に差し入れをして下さるのでしょうか。
それはきっと美容師の仕事はお客様との関係が長年に及ぶ仕事だからだと思います。
私の美容院でも常連のお客様になると10年以上通って下さる方も少なくありません。
それだけ長いお付き合いになると「お客様と美容師」という他人行儀な関係よりも、心情的には体調が悪ければ心配になるような、そんな距離感になってきます。
かといって個人的に連絡を取るようなことはありませんが長く通って下さるお客様は「心情的」にも違ってくるんですね。
お客様側も同様に美容師との「距離感」を身近に感じるようになるにつれ喜ばせてあげたいそんな思いを抱いて差し入れをしてくださるんだと思います。
美容師もそんな気持ちが嬉しいのでどんなものでも基本嬉しく感じますよ。
美容師の私が嬉しかった差し入れ
私はもらったものは何でも嬉しい(笑)ので私が頂いた経験のあるものを紹介していきましょう。
パン
近所にパン屋さんが出来たという会話を覚えていてくださったお客様が後日、購入のついでに私と私の家族分のパンをお土産に差し入れして下さいました。
パンは日持ちしますから家族のお土産にもできますし、若いスタッフがいるようなサロンなら練習で夜遅くなることも多いので夜食にできたりと喜ばれると思いますよ。
ドーナッツ・チョコレートなどのお菓子類
ドーナッツなどのお菓子類は日持ちしますしスタッフが多くてもみんなで分けられるので便利で喜ばれます。
ドーナツやお菓子類なら「冷めないうちに」なんてことも無いので有難いです。
旅行のお土産
旅行のお土産を持ってきてくださるお客様も結構いらっしゃいます。
海外旅行に行ったからとお菓子を頂いたり温泉旅行にいってきたからとおまんじゅうを頂いたり。
単純に嬉しいですね。
飲み物
栄養ドリンクを差し入れして下さる方もいらっしゃいます。
私は一人美容院なので1本ハイどうぞって感じで下さるお客様もいれば、昔いたサロンではスタッフより多めの10本入りを差し入れして下さったことも。
栄養ドリンクに限らず、缶コーヒーやジュースなどを詰め合わせて差し入れして下さたったお客様もいましたね。
スタッフが多い美容院ではこれでも十分に喜ばれますよ。
タイ焼き
私は一人美容院なので家族分タイ焼きを差し入れして頂いたことがありました。
タイ焼きなどもその場で食べなくても後から持ち帰ったりできるから有難たいです。
フルーツ
私は一人美容院で家族がいるのでフルーツを頂くのはとても嬉しいです。
家族のお土産にできるから大歓迎ですね。
美容室の差し入れ~番外編~
チップを頂くことも実はたまにありますよ。
おつりはいいですと下さる方もいますし、おつりとは別にお札を渡して下さる方も極極稀ですがいらっしゃいます。
美容師(美容室)が喜ぶ差し入れの共通点
日持ちするもの
パンやドーナツ・ドリンクなどはお昼に食べられなくても持ち帰ったり休憩の合間に食べることができるので、とても喜ばれると思います。
スタッフ全員でシェアできるもの
私の立場からするとスタイリスト一人への差し入れよりも、皆で分けられる食べ物の方が嬉しいと感じますね。
個人への差し入れでも部下(アシスタント)を差し置いて一人だけというのはやはり気が引けるので、場合によっては譲ってしまうこともあるかも知れません。
美容師がちょっと困る差し入れ
どうせ差し入れするなら喜んでもらいたいですよね。
美容師がちょっと困る差し入れはこんなものかも知れません。
手作りのもの
手作りの食品は苦手かもしれません。
私個人的にはお客様が手作りケーキが上手だと評判だと伺い食べてみたいと話したら差し入れしてくだったことがありました。こういうケースなら嬉しいのですが、なんの前触れもなく突然手作りのものをもらったら美容師は怖いと感じるかも知れませんね。
また手作りのものはいくら気をつけても衛生上の危険性もありますし、味の好みもあるので避けた方が無難でしょう。
皮をむくフルーツ
私は一人美容院で家族もいるのでフルーツは嬉しいと感じます。
ですが美容室によっては若いスタッフが中心で自炊しない人が多い可能性があります。
皮をむくフルーツはせっかく頂いても持て余すようなことがあるかも知れません。
美容師の年齢層や家族構成によっては手間がかかるフルーツなどよりも簡単に食べられるお菓子の方が喜ばれると思います。
お昼ご飯(ファストフード・おにぎり・総菜など)
美容師はお昼時間が不定期です。
わざわざお昼休みに外出してランチしている時間など無い美容室が多いです。
そのため事前に昼食を購入・準備してくる美容師が大半でしょう。
コンビニの買い出しに行く場合でも代表して1人がみんなのものをまとめ買いしてくる美容室もあるかも知れませんね。
そのためお昼ごはんになるような重い食事の差し入れは持参したものと被る可能性があるので避けた方が良いかも知れません。
匂いがきついもの
美容師は接客業ですから匂いのきつい食べ物は週末以外避けている人も多いかも知れません。
また匂いがきついと店内に充満する可能性もありえるので避けた方が無難かもしれません。
高価すぎるものや恋愛感情がこもっているもの
高価すぎるものはすんなり頂けないですしお断りされる可能性があります。
同様に恋愛感情がこもっていると感じるものも親密な関係を避けるため断られたり仮に受けとってもらえても戸惑うかも知れません。
美容室への差し入れこれはあり?なし?
スタバ
これは美容師によると思います。
私個人的にはふたが空いている(缶コーヒー等と違ってという意味です)ものはちょっと嫌かも知れません。
コーヒーが好きでスタバをよく飲んでいるという話が前提にあるなら別ですが。
コンビニ
コンビニの商品でも喜ばれると思いますよ。
金額うんぬんよりも気持ちが嬉しいと感じるので特別立派なものを差し入れする必要はないと個人的には思います。
スタバ1個500円よりもスタッフ分の缶飲料5本差し入れ頂いた方が喜ばれると思います。
ハンドクリーム
美容師は手荒れしている人が多いのでハンドクリームは喜ばれると思う方が多いかも知れません。
ですが美容師の手荒れはかなり深刻で使うハンドクリームもかなり厳選していると思いますよ。
中には皮膚科で処方されたものを使っている美容師もいる程です。
美容師との会話で「いいハンドクリームないですか?」なんて会話の後に「これよかったら使ってみて下さい」というケースなら喜ばれると思いますよ。
ですが何の前触れもなく突然ハンドクリームを差し入れされたら「頂いたことは有難いし感謝はする」でしょうがあまり喜ばれないかも知れません。
差し入れする時の注意点
差し入れはついでで十分です
もし美容室に差し入れを考えて下さっているならついでで十分だと思いますよ。
わざわざ気合をいれて購入するのではなく「イオンによったからドーナツ差し入れに買ってきました」程度のノリで十分です。
わざわざ百貨店に足を運んでなんてする必要はないと個人的には思います。
ついでという感覚での差し入れなら美容室側も重く感じませんし、お客様も毎回差し入れしないと・・・なんて変なプレッシャーを感じることも少ないのではないでしょうか。
差し入れは何回目から?名前・顔を覚えられてから
差し入れは美容師に名前・顔を覚えられてからの方がスムーズに受け入れてもらえると思います。
もちろん断られることは無いと思いますが、2日目・3回目の来店で差し入れを頂いたらちょっと驚くと思います。
4回目以降の「ついでの差し入れ」ならスムーズにありがとうございますと受け入れられそうです。
参考にしてくださいね。