こんにちは美容師アベです。
今回は美容師の私が「また来て欲しいお客さんの特徴」を本音でまとめました。
結論から言うとこんなお客さんにはまた来てもらいたいと思います。
また来てほしいお客さんの特徴
- 感謝を伝えてくれる
- 美容師のアドバイスに耳を傾けてくれる
- 寛容である人
- 売上に貢献してくれる人
等です。
併せて、美容師が困るお客さんもまとめたので最後まで読んでみてくださいね。
美容師がまた来てほしいと思うお客さんの特徴【信頼関係が築けるお客さんが神】
【本音】美容師がまた来てほしいと思うお客さんの特徴
技術に喜んで下さり感謝を伝えてくれるお客さん
当たり前ですが「ありがとうございました」と言われれば誰でも嬉しいものです。
また「シャンプー気持ちよかったです」「すっきりしました」と素直に感想を伝えられるのも美容師はとても嬉しいです。
お客さんに喜んでもらえれば自信にも繋がりますからまた来て欲しいと思います。
美容師のアドバイスに耳を傾けてくれるお客さん
お客さんにはなりたい髪型があると思います。
でも必ずそれが実現できるとは限りません。
例えばボブにしたいけど「髪の長さが足りない」というケース。
お客さんは技術には素人だから理解できていない部分があるのは仕方ありません。
そういう場合に素直に美容師のアドバイスを受け入れてくれるようなお客さんは仕事を進めやすいです。
アドバイスを受け入れてくれた人ほど綺麗にしてあげなきゃと美容師は思いますし、そんな素直なお客さんほどまた来て欲しいと思います。
寛容なお客さん
髪の毛はカットしたら終わりです。取り返しがつきません。
だからこそ美容師は「失敗しないように」細心の注意を払って仕事に取組みます。
ですがお客さん側から「髪は伸びるから大丈夫ですよ」と寛容な言葉をかけて下さる方もいらっしゃいます。
だからと言って失敗しても大丈夫とは思いませんが優しい心遣いをしてくれるそんなお客さんは有難いですしまた来て欲しいと思います。
美容師の私に興味を持って覚えていてくれる・気にかけてくれるお客さん
美容師の仕事をしていてまた次回が楽しみだなぁと思うお客さんはいます。
それは「美容師である私に興味を持って私のことを覚えていてくれるお客さん」です。
例えば息子の年齢を覚えていてくれて「息子さんとどこかに遊びにいった?」とか会話を振ってくださるようなお客さんはとても嬉しいですね。
また前回腰が痛くてと話したりすると、次回に覚えていて気遣ってくれたりしてくれるお客さんも有難いです。
単なる美容師と言うより「一人の人間」として接してくれるようなお客さんほどまた来て欲しいと思います。
売上に貢献してくれるお客さん
美容師の中には基本給に加えて歩合で働いている場合もあります。
技術売上や商品売上に応じて給与が変動する仕組みです。
そういう美容師にとっては売上は重要ですからより貢献してくれるお客さんほどまた来てもらいたいと思うのも当然でしょう。
商品を買ってくれるお客さん
商品を買ってくれるお客さんは売上に貢献して下さる有難いお客さんです。
売上に貢献して下さるという側面以外にも理由はあります。
美容室で取り扱っている商品はこだわりがあり、複数のメーカーから厳選して仕入れた商品ばかりです。
それをお客さんに提案して購入して頂けるとこだわりを理解して下さったようで有難く感じます。
また良い商品を使えば髪質も改善します。
髪質が改善すると仕上がりも良くなるので美容師の仕事もしやすくなります。
そんなお客さんほどまた来て欲しいと思います。
パーマやカラーなど施術金額が大きいお客さん
お一人で使う金額が大きいお客さんほどまた来てもらいたいと思います。
来店頻度が多いお客さん
半年に1回来るお客さんより2カ月に1回、1カ月に1回くるお客さんの方が売上に貢献して下さるので売上の貢献度が高いお客さんほどまた来てもらいたいと思う側面もあります。
カットだけのお客さんが嫌だとは思わない
これまで紹介した「また来てもらいたい」お客さんに該当しないからといって「嫌なお客さん」だとは思いません。
例えばカットだけで半年に1回くるお客さんだとしても「いつも自分の美容院を選んで下さるお客さん」はとても有難いと思いますし、また来てもらいたいと思います。
金額が大きい方は売上面では有難いという側面はあります。
しかしそれよりも「対等に接してくれるような信頼関係が築けるお客さん」の方がまた来て欲しいと思います。
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要望が決まっていなくとも嫌なお客さんだとは思わない
要望が決まっていないお客さんが嫌なお客さんだとは感じません。
逆に要望が決まっているお客さん程また来て欲しいとも思いません。
なりたい髪型が明確な女性ってどれだけいるでしょうか?なりたい髪型が分からない人の方が大半だと思います。
私は新規ならカウンセリングに30分程度時間に余裕をもって予約調整しますから「要望が決まっていないお客さんは困る」とは思いません。
むしろ要望はあるけど「融通が利かない」方が私なら嫌ですね。
絶対これは譲れない・ミスは許さないというタイプです。
美容師の意見も聞かないタイプが多いので困ってしまうお客さんの典型です。
差し入れは「また来てもらいたいお客さん」がしてくれることが多い
差し入れを頂くと美容師はとても嬉しいです。
物が頂けるのが嬉しいのはもちろんですが心遣いが嬉しいと感じます。
「お疲れです、いつもありがとう」って気持ちで差し入れしてくれます。
勘違いしてほしくないのですが「差し入れしてくれるお客さんほどまた来て欲しい」という訳では無いんです。
というよりも「また来て欲しいと思えるお客さんほど差し入れもしてくれる」ということです。
もちろん差し入れをもらったことが無いお客さんでもまた来て欲しいと思うお客さんはたくさんいます。
ですから差し入れして気に入られようなんて思う必要はないですよ。
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使う金額よりも信頼関係が築けるお客さんの方がよっぽど来て欲しい
美容師の仕事は協力が無ければ成り立ちませんよね。
第一にお客さんの意見に真摯に耳を傾ける。
加えて、美容師はお客さんの髪を切る訳ですから、信頼してもらわなければいけません。
時には提案に耳を傾けてもらわなければいけません。
それが理想の髪型を実現するためには必要だからです。
つまり「美容師とお客さんが対等に相談しあうことで納得いく髪型を作り上げる」のが美容師の仕事なんですね。
そんな時にお客さんと信頼関係が築けないと困ってしまいますね。
だからこそ「信頼関係が築けるお客さん」ならまた来てもらいたいと思いますよ。
来て欲しくない&困ってしまうお客さんの特徴
美容師は客商売なので滅多に来て欲しくないと思うことはありません。
ただし例外もあって本当に来て欲しくないお客さんもいることは事実。
まずは来て欲しくないお客さんの特徴から紹介しましょう。
来て欲しくないお客さんの特徴
来て欲しくないお客さんの特徴は以下の通りです。
来て欲しくないお客さんの特徴
- 横柄で無理なオーダーをしてくる
- 遅刻・ドタキャンが常習化している人
- 美容院のルールに従わない
美容師も人です。
横柄で上から目線・命令口調の方は嫌ですね。
また美容師の意見を聞かず「とにかく言った通りにしろ」という無理なオーダーを言う方も来て欲しくないと感じます。
遅刻・ドタキャンはやむを得ない事情がある場合も。
一度や二度でしたら「来ないで欲しい」と思う美容院は少ないと思います。
ですが「遅れるのが当たり前だったり、しばしばドタキャンするような方」は嫌がられます。
当日キャンセルになるとその時間枠が無駄になりますし、遅刻は他のお客さんの迷惑になることがあるからです。
一般常識がある方なら該当する方はなかなかいないと思います。
続いて困ってしまうお客さんの特徴を挙げてみました。
困ってしまうお客さんの特徴
- 神経質な人
- 動く人
- 途中から要望が変わる人
- お任せと言っておいて最後に文句を言う人
- 不衛生すぎる人
- 声のボリュームが大きすぎ・小さすぎする人
- セルフカラーしている人
- 理想は高いのにケチな人
これらに該当する方に「来て欲しくない」とは思うことはありません。
ただし「困ってしまう」ことはあります。
美容師の仕事はお客さんとの信頼関係が一番大事です。
だからこそ美容師は「美容師を一人の人間として尊重してくれる・美容師の意見にも耳を傾けてくれる」そんな人にまた来てもらいと思います。
そういうお客様なら神経質でも、声が小さくても美容師からすると神客です。
美容師側もあなたが満足できるように努力するでしょう。
なぜこれらに該当するお客さんが困ってしまうのかその詳しい理由と「もう来ないで欲しい」というお客さんを前にした時の美容師の態度に現れるサインについてはこちらの記事にまとめてあります。
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