当ブログはサーバー維持管理費用・取材費用等捻出のためアフィリエイト広告・Googleアドセンス広告を利用しています。

未分類

セルフカラー後にラップをおすすめする理由【注意点あり】

こんにちは美容師アベです。

今回はセルフカラー後にラップをおすすめする理由について解説します。

結論から言うとセルフカラー後にラップをおすすめするのは「髪の毛の根本・毛先で温度差を減らすため」「カラー剤の乾燥を防ぐため」「汚れ防止のため」です。

セルフカラー後のラップの意味や注意点について詳しく解説したので最後まで読んでみてくださいね。

【美容師解説】セルフカラー後にラップをするべき理由【注意点あり】

セルフカラーに基本加温(熱を加える)必要はありません

カラーリングの染まる仕組みは「化学反応」です。

髪がどのようにして染まるのか簡単な流れを説明しましょう。

簡単な流れ

  • カラーのお薬成分のうち「アルカリ剤」が髪の毛のキューティクルを開きます
  • カラーのお薬の成分のうち「過酸化水素」が髪の毛の黒いメラニンを破壊(脱色)します
  • カラーのお薬の色成分が酸化重合(化学反応)を起こして髪の毛の内部で発色します

この3つ目の作用(酸化重合)は昔は空気の酸化も必要と言われていました。そのため空気を遮断するラップはしない方が良いといわれていました。

ですが、今は化学反応で十分に発色可能なので「ラップが酸化を阻害する」ことを過度に心配する必要はないでしょう。

ではさっそくセルフカラーでラップをおすすめ理由を詳しく説明しましょう。

セルフカラーでラップをおすすめする3つの理由

カラーが発色する仕組みは「化学反応(酸化重合)」でした。

ですがカラーの発色は温度に左右されます。

どんな意味か詳しく説明しますね。

髪の毛全体の温度を均等に保つためラップをおすすめします

私たち美容師がオシャレ染めをするときに注意することがあります。それは「体温」による「色ムラ」です。

例えば頭皮の中でも温度が高い部分・低い部分があります。

参考

頭皮で温度が高い部分は「つむじ」逆に温度が低い部分は「もみあげ」「富士額」などです。

カラーは温度に敏感に左右され「頭皮の温度が高い部分は明るく染まりやすい」「頭皮の温度が低い部分は暗く染まりやすい」傾向があります。

美容師アベ
セルフカラーでは根本は明るくなりやすく毛先が暗くなりやすい恐れがあります

美容師は体温による色ムラを避けるため塗る場所に時間差をつけて調整したりします。(暗くなりやすい場所から染め始める等)

ルフカラーではそこまでの塗り分けは困難ですから「毛先と根本」に出来るだけ温度差が付かないようにすることがポイント。

そこでセルフカラー後は髪の毛全体をラップで包み込み「地肌の熱」で髪の毛全体を温めることで色ムラを防ぎましょう。

カラー剤の乾燥を防ぐためにラップは有効です

カラー剤が「エアコン」の風などによって乾燥する場所としない場所が生じると発色にムラがでる可能性があります。

そのためセルフカラー後ラップをしても乾燥を防ぐことにも意味があります。

衣服の汚れを防ぐため

セルフカラー後規定の時間を放置しなければいけません。

時期によっては体温も加わりカラー剤がゆるくなって衣服に垂れるようなこともありえます。

ラップで髪の毛全体を包んでおくことで衣服汚れを避けやすくなります。

セルフカラーの種類によってラップのかぶせ方(覆い方)は異なります

ヘアマニキュア・ヘアカラートリートメントをセルフカラーした時は「ふわっ」とラップで覆います

ヘアマニキュアやカラートリートメントは直接染料といってすでに色が決まっているものを髪の毛に発色させる仕組みです。

そのため熱を加えることで発色をより促進することが出来き、色ムラがでる心配もありません。

そのためラップをおすすめします。

ヘアマニキュアは地肌につくと取れにくい、カラートリートメントはヘアマニキュア程ではありませんが地肌につくと色がついてしまいます。

そのためラップは髪の毛に付いたお薬を地肌に押し付けないようにフワッとかけましょう。

髪が痛まない白髪染め【美髪重視⇒カラートリートメントを選ぶ理由】

続きを見る

セルフで白髪染めした時のラップは「ピタッ」と覆いましょう

白髪染めは「白髪を薬で埋める」ように塗るのが綺麗に染めるコツです。

白髪は髪が固くピンッと飛び跳ねやすいのでラップで白髪を抑え込むようにピタッとラップをすると良いでしょう。

セルフカラーで痛まないカラー剤選びのポイント【白髪染め&おしゃれ染】

続きを見る

セルフでオシャレ染めした時のラップは「ふわっと」かぶせる

オシャレ染めの場合地肌に熱がこもりすぎると一部のみ発色が進んだり熱が不足した部分の発色が遅れたりムラが生じやすいです。

そのためオシャレ染めのラップは白髪染めのようにピタッとせずにフワッとかぶせるようにかぶせるのがベストですよ。

【痛まないセルフカラー】カラー剤選びや流し方&乾かし方まで総合的にアドバイス【美容師解説】

続きを見る

まとめ:セルフカラーは基本ラップすべき

セルフカラーの際はラップをしましょう。

使うラップは100均で売っているものでも構いません。

食品用でOK。

ただしペラペラしているラップはくっついたり被せるのが難しいので慣れが必要です。

質的には問題無いのでお家にあるラップでも問題ありませんよ。

セルフカラーでラップをすると

  1. 根本と毛先の色ムラを防げる
  2. 乾燥を防いで色ムラを防げる
  3. 衣服の汚れを防止できる

といいことづくめなので是非やってみてくださいね。

カテゴリー

  • この記事を書いた人

アベ

小学3年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー44歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。 x(旧Twitter)ではブログの更新情報や商品の使用感などを紹介します。 ブログ興味ある方は気軽にフォローして下さい!

-未分類