こんにちは美容師あべです。
白髪染めにはヘアマニキュア・カラートリートメント・へナ・染毛剤があります。
結論から言うとこの中で髪が痛むのは染毛剤だけです。
髪が痛まない白髪染めをお探しなら
- カラートリートメント
- ヘアマニキュア
- ヘナ
から選びましょう。
黒髪も明るくして白髪も染めたい場合は白髪染めの中でも痛みが一番強い「染毛剤」を使うしかありません。
その場合流し方などのアフターケアがとても大事です。
セルフカラーで痛まない方法を総合的にアドバイス
理由はこの中で一番技術が不要で簡単に綺麗に染まるためです。
ヘアマニキュア | カラートリートメント | ヘナ | 染毛剤 | |
髪が痛むか? | 痛まない | 痛まない | 痛まない ※天然に限る | 他3つに比べるとかなり痛む |
痛まない白髪染め セルフカラーに適しているのはどれか? | × 地肌につくと取れにくい ※技術が必要なのでセルフカラーに不向き | ○ 地肌についてもOK 洗面台も汚れにくい | △ ※天然のヘナは染まるまで時間がかかる。色のバリエーションが少ないのが難点 | 痛むから対象外 |
安全性 | 地肌につけないので安全 | 比較的安全 | 植物アレルギーに注意 | ジアミンアレルギーに注意 |
白髪以外はどう染まるの? | 黒髪はそのまま 明るい髪の毛はマニキュアの色に染まる場合も | 黒髪はそのまま 明るい髪の毛はカラートリートメントの色に染まる場合も | 黒髪はそのまま 明るい髪の毛はヘナの色に染まる場合も | 黒髪も染まる 明るい毛も染まる |
髪が痛まない白髪染め【美髪重視⇒カラートリートメントを選ぶ理由】
髪が痛まない白髪染めの種類を簡単に説明しました。
ところで髪色を明るく仕上げたい女性にとっては痛まないからといっても暗く仕上がったら残念ですよね。
例えば染毛剤で全体を明るく仕上げても髪の毛が極力痛まないための工夫はあるんです。
そこで
- このカラー剤を使うとこんな仕上がりに
- このカラー剤はこんな人にピッタリ
このあたりも重要なので、一緒にまとめています。
参考にして下さい。
染毛剤
キラッと光る白髪を染めたい。でもまだ真っ黒は嫌。
染毛剤は白髪を染めながら髪色全体も明るく仕上げることが可能です。
染毛剤が向いている人
- 白髪を染めながら髪色全体も明るく仕上げたい
- 白髪の量はまだ少ないからお洒落染め感覚で明るく仕上げたい
こんな方は染毛剤と表記されているものを選びましょう。
ただし髪の毛が痛むカラー剤です。
で染め方&流し方の他日常のシャンプーや乾かし方などにも注意することで髪の毛の痛みを軽減することは可能です。
【髪を染めるのが初めての方向け】 セルフで行う場合の注意点を美容師が徹底解説
ヘアカラートリートメント
- 髪色は明るくしなくてもいい。
- 髪の痛みをケアーしながら白髪もカバーしたい
そんなあなたにピッタリなのがへアカラートリートメントです。
ヘアカラートリートメントとはシャンプー後に「トリートメント」するだけで白髪が染まるタイプ。
ヘアカラーシャンプーもありますが白髪が染まる仕組み(=染料)は同じです。
ヘアカラートリートメントもヘアカラーシャンプーも髪の痛みが大きいほど良く染まります。
参考
ヘアカラートリートメントやヘアカラーシャンプーは
- 塩基性染料
- HC染料
と呼ばれるものを用いた商品が多いです。
塩基性染料は「プラスイオン」の性質を持っています。痛んでいる髪の毛はマイナスに帯電するので痛んでいる髪の毛ほど良く染まりやすい傾向があります。
HC染料は「髪の毛の内部」に入り込んで発色する染料。髪の毛の表面にある「うろこ状のキューティクル」の隙間から入り込んで発色する。逆に言えば「髪の外」にも出やすいのが特徴です
そのためヘアカラートリートメントやシャンプーの持続性は1週間から良くて2週間前後です。(塩基性染料やHC染料は1~2週間程度の持続性があるため)
だから一般的に1週間ごとの使用が推奨されています。
ヘアカラートリートメントが向いている人はこんな人。
- 美容院でカラーリングしており次のカラーリングまで色落ちをカバーしたい人
- セルフカラーで白髪を染めたい人で、なおかつ全体を明るくしなくていい(白髪が目立たなくなればいい)
- 白髪の量が少ないから、ただ目立たなくなればいい
- 白髪が多いけど明るくしたくない
- 白髪さえ染まれば髪色より痛みケアの方が大事
- すでに髪の毛の痛みが酷い。明るい髪色を落ち着かせつつ白髪を染めたい
一方で注意ポイントは以下の通りです。
注意ポイント
- 染毛剤に比べると染まりが悪い
- 染毛剤に比べると色持ちが悪い
- 白髪しか染まらない
- 黒い髪の毛を明るく出来ない(脱色できない)
デメリットを許容できるなら白髪が染まる一番痛まないお薬です。
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ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは髪の毛が健康な人ほど染まりやすいのが特徴です。
髪の毛が痛んでる人には不向きなカラー剤で、また染めるのに技術がいります。(頭皮につくと取れない)
髪の毛が痛んでいてセルフカラーするならヘアカラートリートメントが使いやすいでしょう。
ただし
- 頭皮につけないように施術することで白髪染めアレルギーの方も比較的安心して染められる
- ヘアカラートリートメントより色持ちが良い
こんなメリットもあるので紹介しておきます。
参考
ヘアマニキュアに使われる酸性染料は「マイナス」イオンを持った染料。髪の毛は傷んだ部分や濡れいてる状態だとマイナスイオンを持つ。逆に乾いたりダメージしていない部分はプラスイオンになりやすい。
マニキュアに使われる酸性染料(マイナスイオン)は3から4週間の持続性があります。
彩度が高い「レッド」「オレンジ」「緑」といった原色のような色も表現できます。
トリートメントカラー同様パーマのかかりに悪影響がある点、頭皮につくと取れない点はおさえておきましょう。
ヘアカラートリートメント&ヘアマニキュアは明るくならない?
- 全体が黒髪で白髪が数本キラッと光って目立つような場合
数本の白髪に色が入っても全体は暗い印象のままです。
- 全部が白髪の場合
濃いお薬で暗い髪色に仕上げることも出来ますし、明るいお薬で全体を明るい髪色にすることも可能です。
ヘアマニキュアは頭皮トラブルを抱えている人向き
ヘアマニキュアは頭皮に付着すると取れにくいため頭皮につかないように施術します。
- 頭皮につけない
- アルカリカラーのジアミンに代表されるアレルギー成分が配合されていない
点で、染毛剤かぶれる心配がある方でも安心して使えます。
ヘアカラートリートメント&ヘアマニキュアは髪が痛まない
白髪染めに比べると格段に髪の毛に優しいです。
その理由は
- アルカリ剤を使わない
- ブリーチしない(脱色しない=メラニン色素を壊さない)
からです。白髪染めに比べればローダメージで染めることが可能です。