「ルプルプが染まらない」「ルプルプって染まらないの?」そんな疑問を持っているあなたへ
こんにちは美容師アベです。
日々白髪染めにかかわっている経験から言うと、ルプルプはカラートリートメントの中ではかなり染まりの良い商品です。
うまく染まらない場合は染め方・使い方に問題があるのかも知れません。
またルプルプは脱色作用が無いので黒髪は染まりません。
この記事では、ルプルプはどのように染まるのか、明るい毛先はどう染まるのかなど、実際の使用レビューも交えて解説します。
ルプルプの成分や使い方、また他の白髪染めとの違いなども踏まえて、あなたの髪に最適な色選びの手助けになるような記事にしました。
正確な情報を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
白髪には効果絶大!黒髪に染まらない理由
白髪にはしっかり染まりますが、黒髪を染めることはできません。
染める時は髪の毛全体に塗布します。
ではなぜ色が見えないのか?
例えば、黒いキャンパスに薄い絵の具をのせたところ想像してみましょう。
背景の黒が強いと薄い色は見えないですよね。
ルプルプはこれと同じ原理で髪の毛表面に付着して発色するので色が見えないのです。
白髪にしっかり染まらなかった原因
ルプルプを使っているけどしっかり染まらないわ
ルプルプは染まらないって口コミを見たんだけど・・・
プロの視点から染まらなかった理由を考察しました。
ルプルプは本来、しっかり染まるメカニズムが採用されているカラートリートメント
ルプルプは微アルカリタイプのカラートリートメントです。
髪の毛はアルカリ性になるとキューティクルが膨らみます。
膨らんだその隙間から少しだけ内部で発色させることができます。
これが他社カラートリートメントより染まりやすい仕組みです。
健康毛で染まりにくい
以前髪が痛まない白髪染め【美髪重視⇒カラートリートメントを選ぶ理由】この記事で説明しましたが、カラートリートメントには「塩基性染料・HC染料」というものが使われています。
これらの染料の特徴は「痛んでいる髪の毛程よく染まる」ということです。
逆に言うと健康な髪の毛は、傷んでいる髪の毛より染まりにくいということです。
塗布方法や放置時間が不適切
ルプルプオリジナルカラートリートメント・ルプルプエッセンス、それぞれの塗布方法と放置時間を整理します。
ルプルプオリジナルカラートリートメント | ルプルプエッセンス | |
---|---|---|
放置時間 | 乾いた髪で、約20分 | 濡れ髪で、約3分 |
放置の仕方 | ラップ・シャワーキャップ スチームタオル等で暖めると尚よい | そのままでもOK 必要に応じてシャワーキャップ |
染まりにくい場合 | 30分を目安に放置 | 5~10分を目安に放置 |
このように、オリジナルカラートリートメントは乾いた髪の毛に使います。
エッセンスは濡れ髪です。
所定の放置時間より短いと染まりが悪くなります。
また「固くて水をはじくような髪質」の場合髪の毛のキューティクルが開きづらいため浸透しずらくなります。
塗布量が少なくて染まらない
我々美容師も白髪が染まりにくい髪質の方は「白髪を埋めるように」カラー剤を塗布します。
ルプルプを購入するとこんな手引きがついてきます。
しっかり染めるには塗布量はとても大事です。
髪の毛にしっかりなじまず染まらない
髪の毛は細い方だし、放置時間も塗布量もしっかりやっているのに染まらない。
そんな場合は染め方に問題があるのかも知れません。
しっかりルプルプを塗布したつもりでも、実は白髪を取り囲むようにしっかりルプルプがなじんでいない可能性があります。
効果的な使い方 – より染まりやすくするためのテクニック
ではここからは、より染まりやすくするために大事な点をアドバイスしてきましょう。
放置時間を延長し、ラップやスチームタオルを活用する
ルプルプエッセンス・オリジナルカラートリートメント、どちらを利用している場合でも染まりが悪い場合は放置時間を先ほどの表を目安に延長してみてください。
また、ルプルプオリジナルカラートリートメントの場合は、スチームタオルをビニールキャップの外からかぶせると尚効果的です。
使用開始当初は回数を重ねるのもあり
ルプルプオリジナルカラートリートメントは初回3回連続使用が推奨されています。
その通りに使用します。
また、ルプルプエッセンス1本でショート1か月分の計算ですが、染まりが浅い場合は回数を短期間で重ねることも効果的ですよ。
生え際など染まりにくい場所も、たっぷりカラートリートメントを馴染ませて
生え際やもみあげなどはもともと染まりにくい場所です。
そんな場所は意識的に塗布量を多めにのせましょう。
また、100均で売っているコームで構いませんのでコームで白髪一本一本にからませるように馴染ませてみましょう。
実際ルプルプを使って検証しましたが、しっかり染まる良い商品だと思いますよ。
染まらないという方はこの記事を参考に試してみてくださいね。
白髪への染まりは抜群!ルプルプ実体験レビュー
では実際どのくらい染まるのか、ルプルプオリジナルカラートリートメント3回使用の染まりを写真で紹介しましょう。
公式サイトによると「エッセンス1回5分の染まり=オリジナルカラートリートメント3回20分の染まり」です。
ルプルプの染まり具合 – 1回目から3回目の違い
1回目から綺麗に染まる
まずは染める前の画像から。
このように根元は白髪、毛先は黒いですね。
まずは1回目の染まり具合です。
オレンジの〇が「ルプルプベージュブラウンの色」です。
初回でかなり綺麗に染まりました。
美容師の私が使うと技術差がでてしまいます。
そこで素人の母に実際に使ってもらった訳ですが、プロの目から見ても綺麗に染まっていました。
2回目の染まり具合
一回目でも十分な染まり具合ですが翌日2回目も染めてもらいました。
全体に馴染ませたらラップをして20分放置します。
同様に20分置くだけ。
1回目の色がしっかり定着していくという感じ。
1回目よりベージュの色が鮮やかに出ました。
2回目油断して頭皮についたそうです。
ただし地肌に少しついた箇所も洗っているうちに綺麗に落ちたそうです。
3回目の染まり具合
条件同じで3日目。
ルプルプの染まり具合はとても良くて、目立つ白髪はなくなりました。
このカラートリートメント初心者の母でも簡単に綺麗に染められました。
正直言って、美容師の私から見ても、初心者でも綺麗に染まるので本気でおすすめできるカラートリートメントですよ。
カラーバリエーションで変わる効果
ルプルプが気になるけど色選びが難しいというあなたに、カラーバリエーションによってどのような変化があるのかまとめました。
赤みの強さで変わる印象
ルプルプは「赤み」の強さで色がラインナップされています。
日本人は基本「赤み」が強い髪質が多いです。
傾向としては「髪の毛が太い」方が「赤み」が強くでやすいです。
これまでオシャレ染めで赤みが強くでるのが嫌という方は「赤みを抑えるラインナップ」が良いかも知れませね。
一方で髪の毛が細い方は「黄み」が強い傾向にあるので赤みのある色味でも良いかもしれませんよ。
明るい髪色へのアプローチとコツ
ルプルプで明るい髪色を選ぶ際は、現在の髪色に合ったトーンの製品を選ぶことが重要です。
毛先が明るすぎる場合は、根本はそれより少し落ち着いた明るさを選ぶと良い結果が得られます。
ルプルプ色選びをアドバイス
白髪率で選ぶ
ルプルプは黒髪は染まらないので希望する色を選べば間違いありません。
ただい色選びで注意したいポイントは2つ。
チェックリスト
- 白髪が少ない人ほど印象は暗くなる
- 白髪が多いほど印象は明るくなる
黒髪は染まらないので黒髪の多少で印象が引っ張られます。
例えば黒髪90本に対して白髪10本のケース。
10本に明るいブラウンを使っても残り90本が黒髪ですから全体の印象は「黒髪」で暗く見えます。
逆のケースだとルプルプの色見本通りの印象に仕上がります。
白髪率によっては明るい色を選ぶのもあり
例えば黒髪に対して白髪が2割くらいを想像してみてください。
白髪は毛先まで真っ白の場合、明るいルプルプを使うと白髪のみ明るい色に染まり「ハイライト効果」があります。
生え際に白髪が固まっているような場合「メッシュ」を入れたような雰囲気を作ることもできますよ。
オシャレ染めをしている髪の毛にルプルプは染まる?
黒髪は染まりませんが、髪色がすでに明るい場合染まるケースもあります。
例えば今のあなたの髪色が一番左の色見本ハニーブラウンよりとても明るい場合です。
その場合に、やや落ち着いた「チークブラウン」を使えば白髪はその色に染まります。
さらに明るい毛先もある程度は落ち着くでしょう。
あまりに明るすぎると明るさが落ち切らないケースがあるのでケースバイケースです。
色選びのポイント
- 毛先の明るさより暗めのルプルプを選ぶと?⇒ある程度毛先の明るさも落ち着く
- 毛先の明るさより明るめのルプルプを選ぶ⇒毛先の明るさは変化しない
- 毛先が黒いと?⇒黒いまま
ルプルプの特徴
これまでルプルプを使ったことが無い方向けにルプルプの特徴を簡単にまとめました。
ルプルプには「オリジナルカラートリートメント」と「エッセンス」の2種類があります。
オリジナルカラートリートメントとエッセンスの違いを表にまとめました
ルプルプのラインナップは2種類あります。
ポイント
- ルプルプオリジナルカラートリートメント
- ルプルプエッセンス
エッセンスは新しく発売された商品です。
主な違いは色のラインナップと染まるまでの時間です。
それぞれの違いを表にまとめました。
ルプルプオリジナルカラートリートメント(200g) | ルプルプエッセンス(170g) | |
---|---|---|
カラーラインナップ | 6色 | 5色 |
放置時間 | 初回連続3回使用(各20分放置) | 1回5分放置で旧ルプルプ3回連続使用と同程度の染まり |
髪の状態 | 乾いた髪に使う | 濡れた髪に使う(乾いていてもOK) |
通常価格 | 3,300円(税込み・送料別) | 3,630円(税込み・送料別) |
定期購入 | 2,970円(税込み・送料込み) | 3,267円(税込み・送料込み) |
旧ルプルプカラートリートメントは6色から選べます。
暗めの色のラインナップが充実しているのが特徴的ですね。
ルプルプエッセンスは、5種類のカラーバリエーションがあります。
ポイント
- ハニーブラウン
- アッシュブラウン
- ウォルナットブラウン
- チークブラウン
- エボニーブラック
赤みを抑えた暗めの色はエボニーブラック一色となっています。
旧商品と新商品の違い
最も大きな違いは「染まるまでの時間」です。
旧ルプルプ(ルプルプオリジナルカラートリートメント)は連続3回の使用(放置時間20分)が推奨されています。
新商品(ルプルプエッセンス)は旧ルプルプの連続使用3回(放置時間20分)の染まり具合を1回3分で実現できるよう設計されています。
ただし、新商品は、内容量が少し少ないのと価格が高くなりました。
カラーのラインナップも変わりましたね。
フコイダンの保湿効果と色持ちの理由
ルプルプには、髪の保湿に役立つフコイダンが含まれています。
この成分は、髪をしっとりとさせる効果があります。
色持ちをよくする効果もありますが、黒髪の脱色には作用しません。
ルプルプの髪と頭皮への影響
ルプルプはカラートリートメントで、髪の表面に発色するタイプです。
髪と頭皮に優しい無添加成分を使用しており、敏感肌でも使用可能です。
他の白髪染めとの比較
ルプルプ vs 他社製品 – 染まりやすさとコスパの違い
カラートリートメントで有名なマイナチュレも実際利用して検証したことがあります。
ですがルプルプは微アルカリタイプのカラートリートメントなので染まりは抜群に良いと感じました。
もし黒髪も染めたいという場合は「脱色力のある白髪染め」を選ぶことも必要です。
マイナチュレとルプルプの違いを詳細に知りたい方は以下記事を参照してください。
さらに詳しく
黒髪も明るく染めたい方へのアドバイス
ルプルプは白髪しか染まらないカラートリートメントでした。
そのため黒髪が多く白髪が少ない髪の毛をルプルプで染めると(白髪にしか染まらないため)黒髪の印象が強く出るため「暗く」みえがちです。
黒髪も脱色して全体の印象を明るくしたいなら「染毛剤」を利用するしかありません。
染毛剤タイプの白髪染めを利用するメリットは「黒髪」を含め全体の印象を明るくしながら「白髪」も染められることです。
デメリットは髪の毛が傷むことですから染め方&流し方などに配慮が必要ですよ。
さらに詳しく
ルプルプ購入前の不安に答えます
お風呂場は汚れない?
実はヘアマニキュアやカラートリートメントに使われる染料の多くはイオンの力で染まるので「乾いているとしっかり染まりやすい」という性質があります。
この性質を逆手にとってご自宅で染めるときは浴室全体にお湯をかけましょう。
汚れにくくなります。
これを母に伝えておいたので大丈夫だったとのことでした。
ルプルプの色持ちはいいの?⇒1週間後でも白髪に戻るほどではない
1週間後の色の持ちを撮らせてもらったので続いて紹介していきましょう。
一週間後が右の写真です。
洗う度に色は落ちていくので色の濃さは薄くはなってますね。
ただし白髪はしっかりカバーされていました。
この通りルプルプはセルフカラー初心者でも綺麗に白髪が染まる商品です。
ルプルプの香りは?⇒ラベンダーを感じる柔らかい香り
完全に主観ですが、少しラベンダーを感じるようなハーブの香りでした。
ヘアカラーはアルカリの影響でツンとした匂いがしますが、ルプルプにはツンとした嫌な感じはないです。
ルプルプは手に付くの?⇒ルプルプは素手で使うのはやめた方がいいです。手袋を推奨
手袋を推奨します。
ですが地肌についた時に落ちるかどうか不安ですよね。
という訳で。
はい手にいきました。
私美容師なので普段からカラー剤に触れているので特に問題無しです。
lplpではカラートリートメント塗布後20分以上放置することとされているのでこのまま放置です。
キレイキレイで何回か洗ってみました。
少し残りました。
お風呂に入って翌日には境目が気にならないくらいになりました。
手袋は着用しましょう。
実際地肌や手にちょっとついても石鹸やシャンプーで何回か洗っているうちに綺麗に取れるので大丈夫です。
あえて地肌を埋めるように染める必要もないのでハケで根元にはあまりつかないように染めた方がよいですよ。