こんにちは美容師アベです。
今回はこんな疑問にお答えしましょう。
まずは大前提としてアミノ酸系シャンプーがあなたに合っているのか合っていないのかから始めましょう。
アミノ酸系シャンプーが合わない人は若い男性に多い脂性肌
アミノ酸系シャンプーの特徴は「洗浄力が優しい」ことでした。
そのため油分が多い「脂性肌」には洗浄力が物足りないと感じることも少なくありません。
参考
脂性肌とは頭皮が脂っぽくてベトベトしている状態。フケがでるケースでは「黄色っぽく大きな塊のフケ」が特徴です。10代後半~30代までの男性に特に多い
脂性肌は若い男性に多いので見極めやすいですが難しいのは隠れ乾燥肌です。
頭皮のコンディションは主に
- 健康な頭皮
- 脂性肌
- 乾燥肌
- 隠れ乾燥肌
に分けられます。
脂性肌は先ほどまとめた通りです。
乾燥肌とは頭皮が乾燥してカサカサしている状態。フケがでるケースでは「白っぽく小さな粉っぽいフケ」が特徴です。
隠れ乾燥肌は使っているシャンプーが頭皮に合わないために頭皮の潤い成分(NMF)やセラミド、表被膜などの保護ヴェールが失われてしまい、結果脂性肌になっている状態です。
こんな肌質はアミノ酸系シャンプーが合っています。
アミノ酸系シャンプーが合っている人は女性の乾燥肌や脂性肌
ではアミノ酸系シャンプーが合っている人はどんな人かまとめましょう。
チェックリスト
- シャンプー後に頭皮がつっぱる
- シャンプー後頭皮がつっぱるのに、すぐベタついてくる(隠れ乾燥肌)
- シャンプー後30分程度は頭皮がかさかさしている
- カラーやパーマをしていて髪の毛の色持ち・カールの持続性を高めたい
- 白いサラサラして細かいフケがでやすい
本当に良いアミノ酸系シャンプーを厳選した記事は【2022年】美容師が本気でおすすめする【アミノ酸系シャンプー】男女別厳選18品へ
アミノ酸系シャンプーが合わない原因と対処法
アミノ酸系シャンプーは皮膚刺激が弱いシャンプーですが中にはアレルギーによって痒みが生じる人もいます。
トリエタノールアミンアレルギー(TEA)
アミノ酸系シャンプーは一般的に【泡立ちしにくい】というデメリットがあります。
それを補うために
- ココイルグルタミン酸TEA
- ココイルアラニンTEA
と言った形で「トリエタノールアミン」という物質を配合することがあります。
トリエタノールアミンアレルギーの場合これが原因でかゆみを誘発する場合があります。
TEA無配合の商品を選びましょう。
パラベンアレルギー
ほとんどのシャンプーには安全に長く使うためにパラベン等防腐剤が配合されています。
ごく少量の配合です。
防腐剤の中でもパラベンは比較的安全なので化粧品以外にも医薬品や食品にも使われます。
しかし中にはパラベンによるアレルギー症状を起きる人もいらっしゃいます。
TEA同様にパラベンフリーの商品を選びましょう。
香料が皮膚刺激になって痒くなる
香料のほとんどは石油由来の合成化学物質であるためこれが原因でかゆみなどの症状が生じる場合があります。
これらが配合されていないシャンプーがおすすめです。
ドラックストアのシャンプーからアミノ酸系シャンプーに変更したことで頭皮の皮脂分泌量が変化したため
頭皮の皮脂量が急激に増えたり減ったりすることで頭皮にかゆみを生じることがあります。
シャンプーを変えていなくても季節の変わり目、特に夏から秋にかけては頭皮の皮脂量が大きく変化するため頭皮のかゆみを訴えるお客様も少なくないんですよ。
紫外線の蓄積で抜け毛が増えるなんてことも。
お使いのシャンプーを変えるとこれと同じことが起きます。
これまで洗浄力が強いシャンプーをお使いだった場合シャンプーにより皮脂が過剰に取り去られるため皮脂の再分泌も盛んでした。
しかしアミノ酸系シャンプーに変えると洗浄力がマイルドになり皮脂の過剰な分泌が抑えられます。
このような皮脂の分泌量の変化が頭皮にかゆみをもたらす場合があります。
だいたい一ヶ月くらいすると慣れてくることもあるので1ヶ月程度は経過を観察すると良いです。
それでも改善が見られない場合は使用を中止したり、先に紹介したアレルギーを疑ってそれらが無配合の商品を選ぶのも一つでしょう。
【美容師解説】自分に合うシャンプーの選び方【肌質・髪質別にアドバイス】