こんにちは美容師阿部です。

髪の毛のパサツキに悩む女性
髪の毛がパサパサでツヤも無いの。髪の毛をさらさらにする方法ってあるのかな?

さらさらツヤツヤな髪の毛とはどんな状態?まずはそのあたりからスタートしましょう。

髪の毛をサラサラにする方法【美容師アドバイス】

サラサラな髪の毛への第一歩⇒優しく髪の毛をお手入れすること

さらさらした髪の毛は乾いていてもどこかしっとり潤っている状態。

「髪の毛内分で水分を保持してる」のがサラサラした髪の毛と言い換えられますね。

さらにツヤツヤの髪の毛はキューティクルが整っている状態。

ツヤのある髪の毛とはこんな状態です。

ツヤツヤな髪の毛のキューティクル解説図


髪の毛の表面には図のようにキューティクルというウロコ状のものが重なるようにあります。

外部の刺激から髪の毛を守る役割があります。

ツヤツヤな髪の毛はこのようにキューティクルが光を反射しているんです。

次は痛んだ髪の毛です。

痛んだ髪の毛のキューティクルの様子

痛んだ髪の毛はキューティクルが図のように開いた状態になります。

ブラシがひっかかりませんか?原因はこの浮いたキューティクルです。

無理やりブラッシングすることでこのキューティクルが髪の毛から剥がれ落ちてしまいます。

阿部
実はこのキューティクルの隙間から髪の毛の潤い成分がどんどん外へ流れ出てしまいます。

髪の毛がさらさらにならないのはこのためです。

キューティクルが剥がれ落ちることで髪の毛内部の水分やタンパク質を髪の毛にとどめておけなくなるからです。

最終的に弾力・潤いのないさらさら髪とは程遠いパサパサ髪になってしまいます。

阿部
だからサラサラな髪の毛への第一歩は優しく髪の毛をお手入れすることです!

さらさら髪に必要なのは「キューティクル」を閉じてあげること

でもこれだけでは不十分なんです。

痛んだ髪の毛は浮いたキューティクルを自力で閉じれないためです。

【参考】何故浮いたキューティクルは閉じないのか?

実はキューティクルは3枚重なった状態で存在しています。

一番最下層は水分を吸うと膨らむエンドキューティクル。そのため髪が水に濡れるとキューティクルが膨らみ開きます。

一方表層のエピキューティクルは蒸気を通し水をはじく性質があります。しかも弾力に富んでいるため、膨らんだキューティクルをその弾力で元に戻す作用があります。

これが健康な髪の毛の作用です。

一方痛んだ髪の毛の場合。

エピキューティクルが蒸気も通せなくなり乾いた髪の毛はよりパサパサになります。

さらにエピキューティクルから弾力が失われ開いたキューティクルもそのままになります。

髪の毛内部の水分もとどめておけずパサパサの髪の毛になります。

キューティクルを閉じてあげるには

  • 自然乾燥NG!必ず乾かすこと(乾くとキューティクルが閉じやすいため)
  • キューティクルが閉じやすい弱酸性のトリートメント類を使うこと

が必要です。

髪の毛が濡れるとキューティクルが開くので乾かすと閉じやすいです。

自然乾燥は頭皮も半乾きの状態で放置することになります。

雑菌が繁殖し頭皮トラブルの原因にもなるため必ず乾かしましょう。

また閉じにくいキューティクルは弱酸性にすると閉じやすくなるのでアミノ酸シャンプーを使うことも大事です。

以下の記事で紹介する「マイナチュレ」「mogans」などは保湿力が高いので髪の毛をしっとり仕上げてくれますよ。

【悩み別に選べる】美容師おすすめアミノ酸シャンプー【厳選9商品】

髪の毛をさらさらにするならドライヤーは20cm以上離して

さらさらな髪の毛にするには「乾かすこと」「優しくお手入れすること」が大事だと解説しました。

乾かすのは大事なのですが乾かしすぎもNGです。

理由は濡れている髪の毛は熱に弱いからです。

濡れいてる髪の毛の場合だいたい髪温度が70度(以上)を超えるあたりから痛みがより進行するといわれています。

ドライヤー後いつもパサパサに仕上がる時は髪温度が上がりすぎている可能性大です。

やがて熱によって髪の毛の中身(タンパク質)が変化して

  • しなやかさがなくなる(固くなる)
  • 水分を保持しにくくなる

などの症状が現れます。

パサパサな髪の毛そのものですね。

髪の毛をさらさらに仕上げるには髪温度を70度以下に保つことが大事ですよ。

方法は「ドライヤーと髪の距離を適度(20cmくらい)」に離して乾かせばいいんです。

では具体的なサラサラにする乾かし方について解説していきましょう。

髪の毛がさらさらになる乾かし方

タオルで髪の毛の水分をしっかり取り除くこと

乾かす前にしっかり髪の毛の水分を取り除きましょう。

タオルドライせず乾かすと時間がかかるデメリットがあります。

しかしそれだけでなく髪の毛を外部の刺激から守るキューティクルも痛み手触りが悪化するデメリットもあります。

濡れいている髪の毛同士が触れ合う摩擦でも髪の毛は痛むのでしっかりタオルドライしましょう。

タオルドライのコツ

優しく髪の毛をタオルで挟みこみます。軽く抑えこむように髪の毛の水分を吸収させましょう。軽くトントンと挟んでもOKです。ただしこするのはNGです。

地肌・髪の毛の根元から乾かし始めること

もし毛先から乾かしているならNGです。乾かしすぎの原因になります。

髪の毛の根元をかき分けるようにして地肌にドライヤーの風を送り込みましょう。

地肌を指先でかるく触れながらドライヤーの風を送り込むイメージです。

このように乾かすことで毛先は余熱で自然に乾いていきます。

ドライヤーをふること

美容師はドライヤーをよく振りながら乾かしますよね。

あれは熱が一箇所に集中するのを防ぐためです。

一箇所に熱を当てすぎるとその場所だけ髪温度が上昇して痛んでしまいます。

広く当てることで髪温度が全体均等になりやすいですし結果的に乾くまでのスピードもアップできます。

根元から毛先に向かって斜めにドライヤーの風を当てる

髪の毛のキューティクルは根元から毛先に向かって重なり合うように存在しているので根元から毛先に向かい風を送ります。

毛先から根元に向かって風を送るのはNGです。

さらさらツヤツヤに仕上げるにはドライヤーの角度が重要です。ドライヤーと髪の毛、ブラシの位置を図で解説しますね。

以下図の○が正しいドライヤーの位置です。


写真向かって右が毛先方向だと思ってくださいね。

○矢印のようにドライヤーの風をブラシに対して45度くらいにあてましょう。

このようにあてるとキューティクルを整えるのに効果的な風の流れを作れます。

ドライヤーの熱風がブラシに45度に当たり毛先に向かって抜けていくイメージです。

先ほど説明した通りドライヤーと髪の毛との距離を少なくとも15cm~20cmは離してキープしましょう。

これが乾かしすぎを避けながら「さらさら・ツヤツヤ」に仕上げるコツですよ。

 

髪の毛がさらさらにならない人の多くはドライヤー術に問題ありです。

潤いをキープするためのマイナスイオンは今や当たり前になりましたが、より効果の高いナノイーや、髪温度が上がり過ぎない設計のドライヤー、手でドライヤーをふるのと同等の効果で早く痛まず乾かせるドライヤーなど発売されています。

ドライヤーを変えるのも手っ取り早いさらさらを手に入れる方法の1つですよ。

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2020年9月19日