こんにちは美容院経営者で現役美容師アベです。
こんな疑問にお答えします。
結論から言うと美容院の予約時間5分前がベストタイミングです。
早くても10分前、これ以上早くいくのは出来るなら遠慮してもらえると助かります。
美容院側が早めに来店されると困る理由など裏側も紹介しましたので最後まで読んでみてくださいね。
【美容院経営者が教える】予約の何分前に行くのが正解?困るのはこんな人です
美容院の予約時間:5分前~ピッタリに行くのがベストな理由
美容院経営者・美容師の立場からお答えすると予約時間の5分前に来店してもらえるのが一番ありがたいです。
予約時間ピッタリでも構いません。
美容院はカラーカットなら〇時間と施術毎に所要時間を設定してその後の予約を調整します。
予約時間に合わせてすぐお席にご案内するように準備していますから、5分前~ちょうどくらいに来店するのが喜ばれます。
予約時間10分前なら許容範囲
予約時間の10分前なら前のお客さんに使った道具の片付け・あなたの施術準備に移行しているようなタイミングです。
準備中にご来店されると急がなきゃと思うので5分前~ジャストくらいがベストです。
一方で交通状況によって早くついてしまう場合もあるでしょう。
美容師側もそれは理解しています。
10分前なら常識的範囲で特に早いなぁとは思いませんので、5分~10分前なら問題ないでしょう。
遅刻の常習・連絡無しのドタキャンは施術拒否されることも
繰り返しになりますが美容院では「カットなら〇時間」と所要時間を想定して予約を調整します。
仮に15分遅刻されてしまうと15分次の予約の方をお待たせしてしまうことになります。
事情があり1回だけというなら美容院側でも許容します。
ですが常習的に遅刻されると予約を断れる可能性があるので注意しましょう。
また連絡無しのドタキャンは最悪です。
2時間開けておいた場合連絡が無いとキャンセル扱いにするかどうか迷います。
キャンセル連絡があれば2時間枠のうち後半1時間枠で別のお客様のカット予約を入れることができます。
連絡無しのドタキャンは美容院経営にとってはとても迷惑な行為ですので絶対にやめましょう。
「次回から受け付けてもらえない・施術拒否」を受けることもあり得ます。
美容院の予約時間15分以上前だと困る訳
お客様側からすると遅れると迷惑がかかるから早く行こうと思う方も多いかも知れません。
ですが予約時間より15分以上早く来店されると困ることもあります。
15分以上早く来店されると困る理由
- 前の予約のお客様にプレッシャーがかかる(遠慮させてしまう)
- お客様を早めに仕上げなければと美容師側にも焦りがでる
- 時間通りに終わらせても「次のお客が来たから早めに仕上げたのではないか」と思われるのが美容師は嫌
- 予約している方への準備が整わない
- 待合スペースが足りなくなる可能性
- 朝一番の予約なら十分な準備ができない
前の予約のお客様にプレッシャーがかかる(遠慮させてしまう)
お客様の中には次の予約の方が来店すると気を使って下さる方もいます。
もし次の方が待っていなければ「前髪あと少しだけ切ってもらいたいな」とか「もう少し髪梳いてもらいたいな」と要望を出せるのに遠慮させてしまう可能性があるため早すぎるご来店は困ります。
お客様を早めに仕上げなくてはというプレッシャーが美容師にかかる
経験が少ない美容師だとお客様が早めに来店し待っていられると急がなくてはと焦る場合があります。
施術が雑になったり、雑にしたつもりは無くても焦りからお客様にそう見えたりと良いことはありません。
時間通りに終わらせても「次のお客が来たから早めに仕上げたのではないか」と思われるのが美容師は嫌
美容師側は予約時間内に丁寧に施術をしてお返ししたつもりでも、次の方が来たから急いで仕上げたのではないかと思われるのを美容師は嫌います。
経験豊富な美容師になるとあえて予約時間いっぱい使って丁寧に仕上げるような工夫をすることも。
若い美容師ほど焦りが出やすいので早すぎるご来店は美容師側から嫌がられます。
予約している方への準備も十分に整わない
前の予約の方に迷惑がかかるという側面をお話しましたが、早めに来店した当人にもデメリットがあります。
例えばスタイリストがカルテをじっくり見る時間が無いこと。
予約より15分も早めに来店されると美容師はすぐにお通ししなければと焦ります。
するとカルテをしっかり見て準備する時間が削られます。
うっかり見落とすなんてケアレスミスも起こしやすくなるので早めに行った方自身にもデメリットになります。
待合スペースが足りなくなる可能性
お店の規模によっては待合スペースが足りなくなる恐れがあります。
スタリストが複数いる美容院ならそれだけのお客様が待合スペースを使うことになります。
小さな美容院だと早めに来店することでスペースを長時間占有してしまう恐れがあります。
朝一番の予約でも5分前がベスト
朝一番の予約だからと15分以上早くご来店するお客様もいます。
これも美容院の本音を言えば迷惑です。
美容院の朝の準備は結構忙しいです。
タオルを畳んだり、洗濯したり、掃除したり、消毒したり、施術準備をしたり。
オープン時間はお客様をおもてなしできる時間ですから15分以上も早く来店されると準備が整わない場合も。
早めに来てしまった時でも快く受け入れてもらえる例外あり
これまでは基本の話。
例外もあります。大雪など天候不良で予約時間より早めについてしまったケース。
美容院に迷惑をかけないようにと早めに家をでた結果想定以上に早めについてしまった場合です。
こういうケースなら美容院側も考慮していますので常識の範囲内なら受け入れてもらえるでしょう。
ただし予約1時間前・営業1時間前などは明らかに迷惑なので遠慮しましょう。
美容院に行く時に知っておきたいマナー
服装は安価なものがベストでパーカーやYシャツは避けて
美容院に行くときはお客様は基本どんなお洋服でいっても構いません。
ですが
- 美容院で施術しやすいお洋服を着ていきたい
- 美容師が仕事をしやすい服装を心がけたい・協力したい
という場合はパーカー・Yシャツなど首回りに厚みがでる洋服や首元に余裕が無いお洋服は避けた方が喜ばれます。
また高価なお洋服は万が一汚れると大変ですので避けた方が無難でしょう。
ピアスなどはつけていっても構いませんがシャンプー前外せるなら外した方が紛失予防になります。
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美容院の前日は髪を洗わなくていい
美容院の前日は髪は洗わなくても構いません。
シャンプー込みのメニューでしたらシャンプーしますし、シャンプー別で必要と判断したら美容師がシャンプーを提案するはずです。
髪が汚れていても美容師は慣れているのでよほどでない限り「汚い」「嫌」と思うことも無いですから気にしないで大丈夫です。
子供を連れて行くときは事前に伝えておいた方がベスト
ワンオペで子育てしている場合はお子さんを連れて美容院に行きたい場合もあるでしょう。
そんな時は事前に行きたい美容院に電話で相談するのが一番ベストです。
例えば高級美容院はお子さんの泣き声が他のお客様の迷惑になると考えて断られる可能性があります。
逆に単価が安い美容院は回転率(一日でどれくらいお客様をこなすか)を重視しているので迷惑がられる可能性があります。
子育て世代が経営している美容院が一番受け入れてもらいやすいはずですから選ぶ美容院も注意しましょう。
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予約時間に行ったのに待たされた!原因と対策
予約時間に行ったのに待たされる原因
予約時間に行ったのに待たされる原因は主に3つあります。
予約時間に行ったのに待たされる原因
- 前のお客様が遅刻してきた
- 前のお客様の施術に予想以上に時間がかかってしまった
- 予約失敗・取り過ぎ
前のお客様が遅刻してきた
お客様が遅刻することで次のお客様をお待たせしてしまうケースがあります。
例えばお一人目の予約とお二人目の予約の間に十分なインターバルが無いと起こりやすいです。
インターバールを取り過ぎると美容院側は時間を遊ばせることになるのでシビアに調整しているお店が大半でしょう。
前のお客様の施術に予想以上に時間がかかってしまった
美容師は次の予約時間を見越して施術します。
例えば予約予定になかった「トリートメントがしたい」というオーダーが入り時間内に終わると思ったのに終わらなかったというケースです。
これは美容師の経験不足が原因でしょう。
予約の失敗・取り過ぎ
美容院が10時30分の予約を11時と勘違いして待たせてしまうというケース。アナログの美容院にはありえることです。
また美容師が多い美容院だと同時に複数のお客様の予約をとるのは当たり前です。
予約の失敗が原因で施術が滞り待たされてしまいます。
時間内の終わらせてもらう場合の対処法
「遅くても〇時には美容院を出たいです」と伝えるのが一番効果的です。
美容師側も事前に時間を伝えてもらえれば「シャンプー・ブロー」を手早く進めることは可能なんですよ。
またどうしてもその時間内に収まらないと判断すれば収まる範囲内の施術を提案することもあります。
大事な予定がある場合は事前に美容師と時間を共有するのが大事ですよ。
参考にしてくださいね。