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美容室選び

【美容院でのオーダーのコツ】困ってしまうオーダーも紹介

アベ

小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー45歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。

こんにちは、美容師アベです。

悩んでいる女性
美容院でうまく希望が伝えられないの。どのように伝えればいいのかな?コツが知りたいわ。

このように「要望をどう伝えれば良いか分からない」という悩みあると思います。

そこで今回は「美容院でのオーダー方法と上手に伝えるコツ」をアドバイスしましょう。

美容院でオーダー通りに仕上がらない原因&対策

美容院でオーダー通りに仕上がりにならない原因は2つ考えられます。

  1. 美容師とお客様で理想像が共有できなかった
  2. 美容師と相性が合わなかった

前者は美容師のカウンセリング不足に因るところが大きいです。

お客様の抽象的な要望をできるだけ客観的に把握して施術するのがクレームを回避するポイントだからです。

しかしお客様の協力は必要不可欠です。

この記事では美容師と円滑にイメージを共有するためのポイントを解説しようと思います。

最低3回は通ってみよう

1回の来店で意思疎通が図れるのが理想です。

ですがそう簡単ではありませんよね。

例えば1回染めたことで「思ったより明るくなりにくい髪質だった」とか「ドライすると思ったより膨らむからもう少し段を入れたらよかった」等と思うことはよくあります。

これらをカルテに記入し次回ご来店頂いた際に改善の提案をおこなったりするので、お客様側も1回で完璧を求めず最低3回は通うことをおすすめします。

美容師と相性が合わなかった

美容師にも得意不得意があります。

例えば20代女性のカラーリングが得意な美容師もいれば、白髪染めが得意な美容師もいます。

60代が顧客層のサロンに行きグラデーションカラーをオーダーしても満足いく仕上がりを得るのは難しいでしょう。

このようにコミュニケーションが上手にできても美容師と相性が合わないと満足いく結果が得られない場合もあります。

この場合あなたと近い年齢層が多く通っているサロンに変えることも検討しましょう。

なりたい髪型が明確なら写真を持参しよう

ふんわりやわらかい感じとかニュアンスを伝えると良いという意見も聞きますが抽象的すぎます。

ふんわりというイメージが美容師とお客様とで同じとは限らないので失敗する原因になります。

それよりもご自分がなりたい髪型が明確にあるなら出来るだけ写真検索するなどし美容院へ持参しましょう。

同じ写真で正面・横・後ろがあると尚良いです。

ない場合「後ろはこんな感じ・正面はこんな感じ」と別の写真を数枚用意しても構いません。

美容師はその写真からお客様の好みを推し量れるからです。

写真を持っていくのが恥ずかしいと言う方もいますがヘアスタイルのイメージを共有しやすいから美容師側としては大歓迎です。

なりたい髪型が分からない時のオーダー方法&コツ

なりたい髪型が分からないという方はとても多いです。

そういう状態で美容院に行っても問題ありません。

ただし仕上がりに後悔しないために最低限以下3点は抑えておきましょう。

  1. 長さだけは決めておく
  2. NGをはっきりさせておく
  3. 困っていることがあれば伝える

それぞれ解説しますね。

長さだけは決めておきましょう

なりたい髪型が分からない場合でも長さだけは決めておきましょう。

今ロングなら「ロングのままなのか」「肩より上にしたいのか」「耳が隠れるショートにしたいのか」これらを明確にすると美容師との意思疎通が円滑になります。

NGをはっきりさせておく

NGをはっきりと伝えることで失敗を避けられます。

例えば

  • 髪を伸ばしているので毛先はそろえる程度にして欲しい
  • 段を無くしていきたいのでこれ以上段はつけないでもらいたい
  • 毛量が少ないので梳かないで欲しい

あらかじめ美容師にNGを伝えることで失敗を避けられます。

整えるだけのオーダー法をさらに詳しく

困っていることを伝える

お手入れで困っていることがあれば伝えるのもオーダーのコツです。

例えば以下のような悩みを伺うことで美容師は様々な対処法を検討します。

  • 毛量が多いので困っています ⇒ 段をつけるか?梳くか?
  • ハネて困ります ⇒ はねを打ち消すカットを施すか?切って落ち着かせるか?パーマか?
  • いつも髪色が赤くでるのが苦手で ⇒ 赤みを打ち消しやすい色を提案しようか?

お店によっては次の予約との兼ね合いもあります。

「ヘアスタイルをどうしたら良いか分からないので相談したいです」と予め伝えておきましょう。

ゆとりをもって時間を確保してくれるでしょう。あなたがゆっくり相談するためにも重要です。

おまかせオーダーOK【注意点あり】

私は中高年向けの美容院を経営しているのでショーットカットの女性がとても多いです。

「おまかせするわ」なんて言われることも結構多いです。

おまかせは迷惑では無いですしやりがいを感じます。

ただし私はおまかせ時でも襟足の長さ、もみあげの長さは確認します。

段の付け方はお顔の輪郭にあわせます。

もしあなたがおまかせでオーダーしたい場合でもあなたの中で絶対NGだけは伝えましょう。

「前と同じ」オーダーはあり

同じ美容室に通うメリットは「毎回同じ説明をしなくて良い」ことがあげられます。

ですから前と同じというオーダーもOKです。

ただしその美容院によっては「再現性」に劣る場合もあります。

例えば「前と同じ」を再現するために私はこれだけのことを記入しています。

  • 耳のところの長さは、耳介上1cmで切った
  • 襟足は、指一本分で切った
  • パーマは、左から分け目が無いように、斜め上に巻き上げた
  • パーマのロットの太さは、11mmから始めて、耳上は、黄色、もみあげはブルー、襟足はオレンジで巻いた
  • ツーセクションでカットして、アンダーセクションは、15度のレイヤーで切った。オーバーは1cm長めのグラデーションにして、サイドにボリュームがでるようにした。トップはつないで切った。全て前からオーバーダイレクションをかけて後ろへ流れるようにカットした。
  • 左側がはねるので、手前に引いてパーマをかけた。
  • 襟足軽め、ミドル重め、サイド削がなかった
  • 色はいつもと同じ

耳のところの長さ、襟足の長さ、段の角度を記入しておくと、ほぼ同様のスタイルが再現できます。

あまり削ぎたくないお客様は削ぎはいれないといったことも記載します。

前回より少しパーマを強くしたいという場合、記入しているタイムより長めに放置したり、ロットを細くしたりと調整します。

段をもう少し詰めたらもっと似合わせられた気がする 染まりが甘いから、次回配合を少し工夫した方が良い といったことも実は記入しています。

二回目ご来店頂いた時により良い仕事をするための足がかりにもなります。

髪型別のオーダーのコツ

髪型別のオーダーのコツを紹介します。

ショートヘア

ショートカットの長さを伝える目安として

  • 「耳は出したくない」
  • 「アゴくらいの長さにしたい」
  • 「口びるくらいの長さにしたい」
  • 襟足は「首が隠れるくらいにしたい」「襟足の生え際は出したく無い」

等と伝えましょう。

似合わせポイント

ショートカットで、お顔の輪郭が気になる場合、もみあげの長さは「短くてもリップライン(唇)から、アゴ」くらいを目安にしましょう!

セミロング以上

セミロング&ロングの場合は「○○cmカットしてください」という伝え方もありです。

  • 「鎖骨くらいにしたい」
  • 「肩にぶつからない程度」
  • 「肩より長めにしたい」

「○○cm切ってください」という言い方は要注意です。

「○○cm切ってください」というオーダーも良いのですが美容師によって、だいたいの感覚でアバウトに切る人もいます。

事前に美容師と感覚をすり合わせておくのがおすすめです。

例えば切る前に「○○cmきると後ろどのくらいの感じになりますかね?」と確認しましょう。

それより長め、短めとしてすりあわせていくことで失敗を避けられます。

襟足カットのオーダー方法

襟足カットの頼み方は大きく分けて4パターンあります。

  • 1㎝くらいにカットしてください
  • ミツエリが出ない長さにしてください(刈り上げない程度にギリギリ短くカットしてください)
  • 首につかない長さにしてください刈り上げてください

刈上げについては幅が広いので希望する写真を持参して相談しましょう。

襟足のオーダー法をもっと詳しく

こんなオーダーは伝わりにくいです

基本的には「オーダーが伝わりにくい時は美容師がカウンセリングによって明確化するべき」です。

ですからお客様の責任ではありません。

しかし美容師にオーダーがうまく伝わらないことで困るのはお客様です。お客様もあらかじめ知っておくことでオーダーの失敗をさけられますので参考にしてください。

段をつけてください

例えば段をつけてくださいとお客様からオーダーする場合。

ワンレングス以外は全て段カットなんです。

段と一口にいっても段には「重いグラデーションから軽いレイヤー」まで幅広いです。

段をつける目的が「軽さを出したい」のなら「削ぐ(梳く)」ことで解決できるかも知れません。

つまり「段をつけてください」と言うオーダーは抽象的で美容師とイメージを共有するのが難しいんですね。

それよりも「芸能人の○○さん風にしたい」というオーダーの方がお客様がイメージする段を想像しやすいんです。

レイヤーを入れてくださいというのも同じ理由でおすすめしません。

レイヤーについて詳しく知りたい方は【ハイレイヤー&ローレイヤー】失敗しにくい頼み方【美容師解説】

こんなオーダーは困ります

仕上がった後にオーダーを付け加える

一番困るのは仕上がり後に要望を言われることです。

カットは基本的にもみあげ・ツムジ・襟足それぞれの髪の長さが前後上下になだらかにつながっています。(意図的につなげない場合を除く)

最後に襟足を短くと言われると他の髪の毛全てを修正しなければいけない場合もあるんです。

切り直しと同じです。

こういう事態を避けるために事前に要望はしっかり伝えることが大切です。

美容師の話に耳を傾けない

例えば、カットには構成というものがあるのでお客様の「ああしろ!こうしろ!」通りにすると、希望のスタイルにならない場合があります。

例えばボブにしたいケース。

つむじの方の髪の毛を短く切りすぎるとボブにはなりません。

しかしどうしてもこれを切れ!と言うお客様がごく稀ですがいます。

ボブになりませんよ!といくら説明しても「いいから切れ」「言った通りにしろ!」というタイプ。

いやはや・・・。

結果に満足頂けないと、それも困るので丁寧に説明するのですがだいたい意思疎通ができないタイプ。

滅多にありませんけど、経験談です(笑)

私は、信頼関係が築けないと判断した場合、来店をお断りしたり、施術をお断りしたこともありますよ。

希望を叶えるには美容師との信頼関係が必須です。

最低限の礼節はわきまえましょう。

そういうお客様ほど美容師は一生懸命綺麗にしたいと思いますよ。

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小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー45歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。

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