【髪を染めるのが初めての方向け】 セルフで行う場合の注意点を美容師が徹底解説

こんにちは美容師おりくまです。

私は仙台で一人美容院を経営しています。

今回は「髪を染めるのが初めての方向けにセルフで行う場合の注意点を徹底解説します。

知らないとアレルギートラブルに見舞われたり、思った色にならなかったりと後悔することも。

是非参考にして下さいね。

【髪を染めるのが初めての方向け】 セルフで行う場合の注意点を美容師が徹底解説

髪を染めるのが初めてだけど美容室の方がいい?セルフで大丈夫?

髪を染めるのが初めての場合でもセルフで行って問題ありません。

美容室で白髪染めやおしゃれ染めをしていて途中からセルフに切り替えると「色合わせ」が問題になります。

例えば美容室で明るめに染めていたのにセルフでやったら暗くなってしまったという失敗が考えらえます。

セルフで使われる市販のカラー材はもともと「黒髪を明るくするための処方」がなされています。

逆に「すでに明るい髪の毛」に使うと「パワーが強すぎる」ため髪の毛が傷むということが起きるんです。

髪を染めるのが初めての人は「髪色は黒」ですから市販のカラー剤のパワーがちょうど良いんですね。

だから薬の能力を綺麗に発揮しやすい。むしろ、すでに染めている方は色合わせが必要なので髪を染めるのが初めての人の方が綺麗に染めやすいです。

髪を染めるのが初めてなら美容室に行く利点もある

髪を染めるのが初めてならセルフの方がいいという流れになってますが、もちろん美容室に行く利点もあります。

  1. 汚れを気にしなくていい
  2. セルフはある程度の準備が必要になる
  3. 希望する明るさや色を再現しやすい

第一に美容室で染めてもらえば汚れを気にせず済みます。

セルフの場合カラーのお薬が床に飛び散ったり、お洋服を汚さないためにある程度の事前準備が必要です。

また髪を染めるのが初めての場合「髪色が明るくなりくい」といったこともありえます。

美容師はカラーチェックしたり、いまいちなら髪の毛を温めてたりして希望色を引き出します。

セルフではここまで行うのは難しいのでやはり綺麗に染めたいなら美容院の方が有利になります。

髪を染めるのが初めてならパッチテストは必須。セルフなら自分で絶対行いましょう!

カラートリートメントやヘアマニキュアはパッチテストは原則不要です。(※商品の説明に従ってください)

一方白髪染め(染毛剤)やおしゃれ染めはパッチテストが必要です。

パッチテストとは「アレルギー性接触皮膚炎」をさけるために必要なものです。

白髪染め・おしゃれ染めに実際使うお薬を二の腕の内側など皮膚の柔らかい部分に塗布して経過を観察します。

サロンでも本来は毎回施術前に行うことが必要とされているんですよ。

現実問題2日前に毎回来店という訳にはいかないので定期的にご来店くださるお客様には行っていないのが現実です。(突然体質変化によってかぶれる可能性は0では無いので本来はやるべき)

私のサロンでも「初めて染める」場合はパッチテストにご協力いただけない場合施術を極力控えています

それだけ大事な工程なので髪を染めるのが初めての方は必ず行う必要があります。

パッチテストのやり方

実際に髪を染めるのに使うお薬を使って行います。

  1. 白髪染め・おしゃれ染めのお薬は1剤&2剤がありますので規定の通り調合します(白髪染めは1:1なので1g+1g おしゃれ染めで1:2の場合1g+2g程度で構いません)
  2. 綿棒でお薬を取ります
  3. 二の腕の内側に薄く塗布します
  4. 30分後&48時間後に様子を見る

※30分後に乾く程度の塗布量で構いません。

※塗った部位が黒く色がつくのはアレルギーではありません。

パッチテスト後の異常

お薬を塗布してから以下の異常を感じたら30分経過前でもすぐに洗い流います。

発疹や発赤、かゆみや水疱、その他の刺激など。

これらの反応がでた場合はおしゃれ染め・白髪染めはできません。

無理して行うと「頭皮がただれる・かぶれる」などの症状が起きますので絶対やめましょう。病院通いになります。

髪を染めるのが初めての方が用意したいセルフカラー用グッズ

新聞紙

セルフカラー前に施術場所に新聞紙をひきましょう。

万が一飛び散っても安心です。

ケープまたはいらない洋服

カラー剤がお洋服などに付着すると色が落ちません。

汚れても良い洋服を着て施術しましょう。

美容室で使うようなケープがあると便利です。

思わぬところに飛んだりするので長いタイプがいいでしょう。

セルフカラー用のハケ

市販のカラー剤にも最低限のものは付属していますが、使いにくいものが多いです。

耳キャップはあると便利です。

かき混ぜるマドラー付きでカップもゴム付きなのでづれにくいので使いやすいでしょう。

髪を染めるのが初めてでも分かるお薬の選び方

まず白髪を染めたいか否かで使う薬が異なります。

簡単に分かるように比較表にしました。

白髪を染めるか否か種類の分類対象となるカラー剤カラー剤選びのポイント
白髪は染めないおしゃれ染めおしゃれ染めの酸化染毛剤どれも傷みは大きな差は無いので色や明るさ選ぶ。
白髪を染めたい白髪染め白髪染めの酸化染毛剤(黒い髪の毛も明るくなる)

ヘアマニキュア&カラートリートメント(白髪のみ染まる・黒髪はそのまま)

髪色全体を明るくしたいなら酸化染毛剤一択。

白髪のみ染まればいいなら使いやすさで選ぶ。セルフで染めやすいのはカラートリートメント

おしゃれ染め編

おしゃれ染めは好きな色と明るさで選んで問題ありません。

髪が太くかたい人は明るめ、髪が細く柔らかい人は少し明るめを選ぶのも1つの目安に。

ルシードミルクジャムは乳液状で初心者でも塗りやすいです。内容量が40gだと毛の量が多いロングヘアは足りなくなるので2個セットがいいでしょう。

ショートなら毛量にもよりますが1個で間に合います。

足りなくなると大変なので初回は2本購入すると安心です。

白髪染め編

白髪染めでも「白髪だけ染まればいいのか」「白髪以外の髪の毛も明るくしたいのか」によって選ぶ商品が異なります。

「セルフで白髪だけ染めたい」場合はカラートリートメントを選びましょう。

※白髪だけ染めたいというのは「黒い髪はそのまま」ということです。例えば今全体が黒髪でキラッと光る白髪だけ隠したい場合はカラートリートメントが最適です。

中でも40代~50代女性に圧倒的に支持されているカラートリートメントがルプルプ&マイナチュレです。どちらもシリーズ累計200万本突破の超人気商品。

「敏感肌」向けに開発されているので髪を初めてセルフで染める場合にも最適です。

【ルプルプ&マイナチュレ比較】失敗しない選び方【美容師監修】

【ルプルプ&マイナチュレ】2つの染まり具合を写真で徹底比較【美容師監修】

2020年11月13日

白髪を染めつつ黒い髪の毛を明るくしたい場合は「染毛剤」を選びましょう。

一般的な白髪染めは「染毛剤」のことを言います。

見分け方はパッケージや説明に「酸化染毛剤」と記載されているのでわかります。

【髪染め初心者安心】セルフでの染め方徹底解説

パッチテスト&汚れない下準備を終えたらいよいよカラー剤を塗ります。

頭を4分割して染めるとむらなく染めやすいです。

以下の図を見てください。



オレンジの線に沿って4分割に分けとるイメージです。

左耳~右耳をつなげた延長線と額真ん中から襟足までの正中線で分けられる4ブロックを目安に考えます。

白髪染めは根本から毛先に向かって塗り進めましょう。

例えば「生え際・もみあげ・分け目・頭頂部」など気になる根本は最初に塗ると尚良いです。

おしゃれ染めは毛先から根本に向かって塗り進めると良いです。

根本は体温で明るくなりやすく毛先は体温が届かないため暗くなりやすいからです。

一番気になる部分や暗くなりがちな部分から塗り始めることで「トータルで放置する時間」が長くなるためより染まりやすくなります。

先ほどの図を使って塗り方を解説してきますね。

青い線をご覧ください。


鏡を見て耳上を青線のように分け取って塗っていくと塗り漏れを減らせます。

①ブロックなら「鏡を正面に見て耳と並行に前から後ろに分け取って塗る」こんな感じです。

青い線の間隔は2㎝程度を目安にするといいでしょう。

青い線を2㎝間隔で染めれば基本的にはOKです。もし万全を尽くすなら青い線と交差するように黄色い線でチェックしましょう。これで塗り漏れが確実に減らせますよ。 

放置時間はどのくらいがいいの?

放置時間ですが購入した商品に書いてあるのでそれを守りましょう。

基本的にカラーの発色時間は30分程度と言われているので規定時間より長く置いたところで染まりがよくなることはありません。

規定の時間を守りましょう。

逆に時間が短すぎると十分に染料が発色せず染まりが浅くなりますので注意しましょう。

放置している間いつも染まりが悪い方は「ラップ」を頭に巻くのも効果的です。(サロンでは行う手法ですがあくまで自己責任でお願いします)

白髪染めのお薬を流す前に「洗面台を濡らす」のが汚れ防止に効果的

乾いた状態でお薬が洗面台につくと汚れが落ちにくくなるので「あらかじめ濡らしておく」と汚れ防止になります。

流し終わったらタオルで髪の毛を巻いておき乾く前に汚れを落とすと洗面台に汚れが吸着しにくいのでおすすめですよ。

セルフで白髪染めをするとき髪の毛の傷みを抑える最重要ポイントは「流し方」です。

こちらの記事ではセルフで白髪染めする際傷まないコツを紹介しているので併せて参考にしてくださいね。

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2016年9月1日