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美容師辞めたいとき

美容師ブラック過ぎ!辞めたくなった理由&美容歴20年の私はこうして乗り越えてきた

こんにちは美容師アベです。

私は今、ワンオペ美容院を経営しています。

ここに至るまで辞めたいと思ったことは幾度とありました。

誰しもが通る道です。

美容師の離職率をご存じですか?

なんと10年で9割が辞めるんです。

悩んでいるのはあなただけではありません。

あなたの今のキャリアでどのくらいの美容師が辞めているのかまずはデータを見ていきましょう。

10年で92%が辞める現実

美容師のあなたならすでに肌で感じているでしょう。

美容師の離職率は冒頭紹介した通り10年以内で92%です。

厚生労働省のデータによると、美容師の離職率は1年で50%、3年で80%、10年で92%と言われています。高い離職率の原因として、①給料が安い ②長時間労働 ③休日が少ない ④人間関係のストレス ⑤キャリアアップに時間がかかると、いった美容業界の問題点が挙げられます。

離職率が3年で80%以上と言われる美容業界で、7%未満を実現している美容サロンの働き方改革とは!?より引用

新卒で美容室に就職するのが20歳ころ。

スタイリストになるまでにかかる期間はサロンによって異なりますが平均3年といったところ。

  • アシスタント1年目で50%が辞めている
  • アシスタント3年目(スタイリストデビュー1年目)で80%が辞めている
  • スタイリスト7年目(30歳ころ)に92%が辞めている

美容師の多くが感じている辞めたくなる理由とその乗り越え方をアシスタント・スタイリスト別に見ていきましょう。

スタイリストの方はクリックするとジャンプします。

美容師アシスタントを辞めたくなる理由と乗り越え方

アシスタントを辞めたくなる理由を私の実体験や、実際に辞めていった美容師の友人・知人から推測すると以下に分類できるでしょう。

  • 給料が安い
  • 長時間労働がきつい
  • 休日が少ない
  • キャリアップに時間がかかりすぎる
  • 人間関係がうまくいかない
  • 手荒れ・腰痛が辛い
  • 美容師の適性に自信がなくなる

給料が安くて辞めたいなら副業を検討しましょう

美容師は給料が低いですよね。

しかも、レッスンに使うウィッグなど定期的に購入しなくてはいけません。

カラーリング用の手袋やコーム、ドライヤー等実費で購入する人も多いでしょう。

技術を磨くためにTOMOTOMOなどの美容雑誌も実費で購入している人もいますよね。

さらに、職業上ファッションに気を使うことも必要なので、手取りが低い上に出費が多くやりくりするのが大変です。

今は自宅にいながら副業も可能なのでチャレンジしてみても良いかも知れません。

私が実際稼げた副業を以下記事で紹介しています。

美容師ができる副業

労働環境への不満はある程度割り切ることも必要

美容師はとにかく拘束時間が長すぎる。

早朝レッスンから始まり、営業終了後もレッスンや社内テスト。

お店によっては臨店が行われることもあるでしょう。

忙しいお店なら休憩時間も取れず食事もままならない。

休日が講習会でつぶれることも。

こんな生活が続けば働く意欲が無くなって当たり前です。

また入社前と入社後で条件が違うなんてこともざらです。

この業界ブラックすぎですよね。

ですが残念ながら、文句を言ったところで改善するのは難しいのが現実です。

働きやすい環境を得たいなら異業種へ転職するか、働きやすい職場をあなた自身で作り上げる(独立する)しかありません。

それまで仕事はお金を稼ぐ手段として割り切って努力するか、そこまで頑張る価値が無いと考えるなら異業種に転職するのがもっとも適した選択肢かも知れません。

美容師から異業種に転職

下積み期間が長すぎて辛いなら短期的な目標を1つ1つ意識してみる

下積み期間が長くて耐えられない・辞めたいという場合は短期的な目標を1つ1つクリアしていくと良いですよ。

例えば、スタイリストになるという目標は2年・3年先で遠い未来に感じます。

そこで「カラーリングに一人で入客できるまで」など目先の目標を一歩一歩クリアしていきましょう。

また辛い状況下だと「辛いこと」で頭が一杯になりがちで「いい面」には目が向かないものです。

そこで、視点を変えて美容師の仕事の楽しい面や、やりがいを改めて探してみましょう。

美容師アシスタントでやりがいを覚えるのは「お褒めの言葉を頂いた時」などでしょう。

スタイリストになるまでは大変なことも多いですがお客様に対してとにかく一生懸命頑張れば、お客様がやりがいを与えてくれますよ。

上司との人間関係がうまくいかない時は「ほうれんそう」「かくれんぼう」を再認識してみる

美容師の仕事はお客様の容姿に直結するため先輩から時に厳しく指導されるのはやむを得ません。

上司から叱られることが多い場合は以下の点を再度意識してみましょう。

  • ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができているか
  • 素直かどうか
  • 積極性があるかどうか

ホウレンソウとは

  • 指示された仕事の結果や経過を「報告」
  • 自己判断せず「相談」すること
  • 情報共有(連絡)すること

です。

これらを再度意識することでお客様トラブル・クレームを未然に防ぎましょう。

またアシスタント時代は技術を教わる側ですから「素直」であることはとても大事です。

入社して数か月はホウレンソウ・1年目になる頃はホウレンソウから「カクレンボウ」を意識しましょう。

確認・連絡・報告です。連絡・報告は同じですが「相談⇒確認」が違う点です。

分からない点をすぐ相談するのではなく「私はこう思いますがよろしいでしょうか?」と積極性・主体性を身に付けましょう。

ただし中には上司の資質に問題がある場合も。

上司と対立しても何も良いことは無いのでそんな時こそ「あえて褒める」など相手をこちらが手のひらで転がすような世渡り術も覚えましょう。

嫌な上司と上手に付き合う方法を詳しく

腰痛・手荒れで辞める前に試してみたい対処法

手荒れはできるだけ手袋を着用するのが原則です。

酷い場合は皮膚科に相談しましょう。

またお使いのハンドクリームに加えて、以下で紹介しているような水濡れから守ってくれるハンドクリームを重ねて使うこともおすすめです。

さらに詳しく

腰痛対策は

  • 腰ベルト等固定する
  • 円皮鍼などでケアする
  • 正しい姿勢を身に付ける

これらが大事です。

背中が曲がった状態でシャンプーしている場合は要注意ですし、肘を曲げた状態でお客様の頭を持ち上げると腰で支えがちになるので肘を伸ばし体全体を使うよう意識するなど工夫が必要です。

より詳細なアドバイスは以下にまとめています。

さらに詳しく

美容師としての適性に自信がなくなった時の乗り越え方

美容師アシスタント歴が2~3年目にさしかかると一足早くスタイリストになる同期も現れます。

同期と比較して出遅れると美容師に向いていないのではないか?と悩む人も多いです。

私は美容師に必要な適性はたった1つ「お客様を喜ばせたいと思って仕事ができること」だと思います。

不器用さは美容師の適性となんら関係ありません。

何故なら技術は練習量で補えるからです。

お客様を喜ばせたいという気持ちがあるなら大丈夫です。

美容師に向いてないと悩む人におすすめなのが

  • 想像力を働かせること

ことです。

例えば社内テストを時間内にパスできないから向いてないと悩んでいる場合。

私は不器用だから仕事が遅いんだと結論づけるのではなく「遅いのはなぜか?」と自問する癖をつけましょう。

なぜカットに時間がかかるのか?ガイドを取るのが遅いから?シェーピングの回数に無駄があるのではないか?ブロッキングに手間取っているからか?

問題の根本を「なぜ」と掘り下げることで解決策は見えてきます。

さらに詳しく

スタイリストを辞めたくなった理由&どうやって乗り越えたか

アシスタント時代は先輩の指示のもと仕事をすることが中心で、お客様への責任感を強く感じることは少なかったかも知れません。

しかし、スタイリストになるとお客様の髪の毛を実際にカットするなど責任が重くなります。

このギャップで入客が怖くなる美容師も多いのではないでしょうか。

私は極度のあがり症でカット中手が震えたり大変でした。

また給与を上げるには入客を増やして歩合を引き上げる必要があります。

ところが入客できない、またはリピートしない・指名が増えないなど、悩んでいるスタイリストもいるでしょう。

そんなスタイリストにありがちな悩みと、その乗り越え方をまとめました。

入客が怖い人は完璧主義を捨てましょう

入客が怖いと感じる人は完璧主義で真面目な人に多いです。

  • 失敗はゆるされない
  • こんなレベルじゃお客様に失礼だ

実は入客が怖いと悩むのは仕事(お客様)に向き合っている証拠です。

私も完璧主義でした。

ある時深番組で画家が

  • 完璧な仕上がりなんて無理なんです。不完全でもお金をもらえるからこそプロなんです。

こんな言葉を言っていました。

私のような絵の素人からすると一見完璧な仕上がりに見える絵でもプロにとって完璧な仕上がりでは無いんだなぁと感心しました。

それが転機でした。「完璧な仕事」などないんだなと考えるようになりました。

むしろ不完全だと分かること・不完全でもお金をもらえるのがプロの証だと気づきました。

入客が怖い気持ちはとてもわかります。

ですが失敗しないで上達することは不可能です。お客様の頭は100人100通りですから。

入客が不安なのは「お客様を喜ばすことができない」という不安の裏返しです。

そんなあなたはきっと美容師に向いています。

クレームを受けた時は、カウンセリングを見直す

クレームを受けるの原因の多くはカウンセリング不足によることが多いでしょう。

美容師アベ
リスクを事前に伝える(〇〇なので××になる恐れがあります)ことで大概のクレームは避けられます

また自信の無さが態度に出ると余計にクレームを受けやすくなります。

クレームを回避するには「無理な約束はしない」「カウンセリングを重視する」ことが重要です。

クレームを受けた場合はこちらに非があるなら「謝罪」やお客様の起こる感情に「共感」し気持ちを落ち着かせます。

その後出来ることを提案して解決に導きます。

クレーム対応をさらに詳しく

ただし、最近では「お客様は神様だ!とお客自身が主張するような人」がいます。

この言葉は「お店側がお客様に言う言葉」ですよね。

本来サービスとは「あなたが技術を提供する代わりに対価を受け取る」ことで対等なはずです。

ですから理不尽なクレームに対しては毅然と対応することが大事です。

美容師アベ
そんな低レベルな人のせいであなたが美容師を辞める必要は一切ないのですから

指名が増えない時はあなた自身の強みを再発見しましょう

スタイリスト歴2年目にもなると、入客のプレッシャーにも打ち勝てるようになり仕事にも慣れてきますよね。

ただし入客に慣れてもお客様がリターンしないと固定客が増えず不安になります。

会社からのプレッシャーはもちろん、指名数が増えないと給与に反映しないので美容師としての適正にも悩み仕事を続けるか迷うかも知れません。

そんな時は口頭でもいいのでアンケートをおすすめします。

アンケートを依頼する

少数でもリピートして下さるお客様はいると思います。

そのお客様に私の何がよくて指名して下さっているのでしょうか?と聞いてみます。

その答えがあなたの「強み」です。

私のサロンでも「何がよくて私のサロンに通ってくださっているのですか?」というアンケートをとったことがあります。

アンケートの結果

  • 近いから
  • 優しいから
  • 親切だから
  • 丁寧だから
  • カットが上手だから

カットが上手だからというお答えはあるものの人間的な面を評価して下さる答えも多かったです。

もしあなたの強みが「丁寧」な点だとしたらそこを意識してより伸ばしましょう。

入客するお客様全てにより徹底して丁寧に接客してみることです。

丁寧とは「顔の毛を綺麗に一本残さず取って差し上げる」ことかもしれませんし「ダッカールで髪の毛をひっかけない」「ホームケアを丁寧に教えてくれた」ことかもしれません。

美容師の仕事はお客様と接触する時間が長い職業です。

いくらカットが上手だからと言って1時間不快な時間を過ごしたお客様がまた来たいと思うでしょうか

美容師の仕事は「サロンで過ごす時間=体験」も売っています。

美容室でどう過ごしたかの体験が指名につながるんです。

そのためには「そのお客様の快適とは何か」を常に考えることです。

忙し過ぎて辞めたい時は上手に協力することが必要です

勤めているサロンによっては忙しすぎて辞めたいというケースもあるでしょう。

忙ししぎて辛い場合は無駄を省くか、分業することで負担を軽減するしか方法はありません。

スタリストで仕事を抱え込んでいるなら「任せられることはないか」考えましょう。

一人でやった方が早いんだと思う人もいるかも知れませんが、自分の首を絞めるだけです。

仕事を円滑にするためにはアシスタントの協力が欠かせません。

アシスタントが使えないと言ったところで何も問題は解決しないため美容師アシスタントとの関係を円滑に保つためにやるべきことを参考にしてみてください。

例えばスタイリストに求められるのは

  1. 使う⇒育てるという意識改革
  2. アシスタントに自ら考えさせること
  3. ゆだねること

などが重要です。

待遇への不満があるなら交渉してみるのもあり

スタイリスト歴が3年くらいになると指名数も増えてきて仕事に自信がついてくる時期です。

仕事が忙しくなるのに給与が増えないことに不満を感じ始める時期でもあります。

スタイリストで給与に不満があるなら交渉してみるのもありでしょう。

経営者の立場からいうと辞められるくらいなら給与を多少上げても続けてもらいたいと考える経営者は多いと思います。

ただし男性美容師は30歳前後、女性美容師は40歳前後で被雇用者として働きづらくなる現実があるので独立を含めた将来像を描けるかも重要になります。

将来のキャリア形成に不安をいだく

仕事に不満がなくてもこのまま仕事を続けていていいのだろうかと不安になり辞めようか迷うことがあります。

美容師の常用雇用者(正社員)(経営者は除く)の男女別年齢構成を調べた統計をご覧ください。

平成17年 厚生労働省美容業の 結果の概要 常時雇用者の性別年齢より引用

 

男性の美容師の7割近くは20代であることが分かりますね。

30代となると正社員として雇用されている男性美容師は約18%くらいに減ります。

40代以上となると10%以下なので10人のサロンで1人いるかどうかというレベルになります。

美容師アベ
30代で独立開業や転職する人が大半!定年まで雇われ美容師は現実的に厳しいということ

女性美容師の場合は30代までは被雇用者として働く美容師は比較的多いものの、40代になると10人に1人程度になります。

なぜ転職する人が多いのか、その主たる理由は給料の安さでしょう。

美容師の年収のデータをご覧ください。

「令和元年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)によると、美容師の平均月収は、男性で29万4000円、年間ボーナスなどは5万2800円。女性の場合、平均月収は23万8000円、年間ボーナスが5万1700円という結果でした。収入の男女差は、男性のほうが高いものの、統計データにおける平均年齢が、男性のほうが女性より2.1歳高いことも関係しているでしょう。日本の給与所得者の平均給与は年441万円であるため、美容師の給与は決して恵まれているとは言えませんが、自身の月の売り上げに対してのインセンティブや自分のお店をもち経営者になることまで考えるのであれば生涯年収は高くなる見込みもあります。

スタディサプリ美容師の?気になる年収・給料・収入より引用

このデータから分かるように日本の給与所得者の平均給与が年441万円なのに対し男性美容師の平均年収は単純計算で353万弱(294000×12)なのでボーナスを含めても相対的に低いことは明らかです。

次に結婚年齢い近い30代前半の別のデータを見てみましょう。

美容以外の他業種を含めた全業種の平均年収

年収比較全業種(前期/後期)美容師
30代前半の数値男性461万円/517万円317万円
30代前半の数値女性315万円/313万円284万円

 

全業種は平成29年の国税庁「民間給与実態統計調査」

美容師は平成29年の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

より抜粋

このように30代前半でも他業界より相対的に給与が低い上に、社会保険が完備されていない会社も多く将来不安を感じ転職を考える人が多いです。

なんとなく美容師スタリストを続けても将来積む可能性があります。

将来独立する等の明確な目標があるのなら別ですがなんとなか流されて続けるのは危険ですので自身のキャリアを真剣に考えてみると良いでしょう。

キャリアの方向性は4つあります。

将来が不安な時の対処法

  1. 美容室を辞めて独立する
  2. 辞めないで今のサロンでマネジメント側を目指す
  3. 美容室を辞めて美容師資格を活かした仕事に転職する
  4. 美容師を辞めて異業種に転職する

簡単に見ていきましょう。

【美容室を退職して独立する】相当な覚悟&準備が必要

独立して軌道にのれば将来不安をある程度解消できます。

ただし美容室の数はコンビニよりも多いので競争も熾烈。

独立に向けて資金調達(貯金)や経営の勉強も必要になります。

軌道にのるまでは将来不安は解消できませんし、軌道にのっても全ての不安が解消できる訳ではありません。

美容室のマーケティングをさらに詳しく

被雇用者としてマネジメント側を目指す

もし今お勤めのサロンが大手で店長などの役職についているなら経営管理側に回ることを目指すのも1つの選択肢でしょう。

組織化されている中規模以上の美容室チェーンでしたら、独立するよりリスクが低いでしょう。

美容師の資格を活かして転職する

スタイリスト歴が長い美容師なら資格を活かして転職することが可能です。

真っ先に思いつくのがカット専門店などのチェーン店です。

またフリーランスで美容師を続ける人もいます。

美容師免許を活かし美容師以外の分野で活躍する人もいます。

美容師免許を活かした美容師以外の仕事をさらに詳しく

異業種に転職する

美容師から異業種に転職する人も多いです。

美容師はどんな異業種に転職する人が多いのかアンケートを取りまとめました。

先輩美容の転職先をさらに詳しく

美容師を辞める前のアドバイス

これまで美容師を辞めたい理由と乗り越え方を見てきました。

ですが、美容師を辞めたい理由によっては辞めずに解決できる場合も少なくありません。

働く美容室を変えることで改善できるかもしれない

「給与が安い・労働時間が長い・土日のお休みが少ない」といった不満は業界特有の問題ではあるものの、働く美容室を変えることで多少は解決できるかもしれません。

またパワハラやいじめに悩む人も少なくありません。

「パワハラ・いじめ」で悩んでいる方も同様に、働く美容室を変えることで解決できるかも知れません。

パワハラ・いじめが横行しているような職場はそもそも普通ではありません。

今度は就職先選びに失敗しないよう事前にお客として美容室に行き探りを入れてみましょう。

美容師を辞めてから仕事を探すのは遅いです

転職は「働きながら次の仕事を探す」のが大前提です。

具体的には以下のステップに沿って進めます。

  1. 目標を明確にする
  2. 目標達成のためのキャリアプランを検討する(リサーチする)

まずは将来の目標を明確にしましょう。

例えば異業種に進むならどんな業界・職種につきたいかを検討します。

美容師の資格や経験を活かす仕事を選ぶのか、まったくの異業種を選ぶのかを検討しましょう。

元美容師がどんな仕事に転職しているか先輩のデータを参考にしても良いでしょう。

目標を明確にしたら実現するために必要なことをリサーチしてみます。

例えば

  • 未経験でも求人はあるのか
  • 持っておくと有利な資格はあるのか

実際に求人を検索してみたり希望する職種に求められるものを把握しましょう。

美容師から異業種に転職を考えているなら以下記事に必要な情報をまとめているので参考にしてください。

美容師から異業種に転職

信頼できる先輩に相談してみて

これまで紹介した通り「美容師を辞めたくなる」のは美容師あるあるです。

信頼できる先輩ならあなたの気持ちを理解してくれたり、適切なアドバイスをくれるかも知れません。

一方でオーナーに相談するのは注意が必要です。

どんなオーナーかによりますが「あなたのキャリア」より「会社の人材不足」を懸念する可能性があります。

辞めるタイミング

カットができるようになってから辞めるべきか、それとも今すぐ辞めるべきか迷う方もいると思います。

辞めるタイミングについて考えてみましょう。

精神的に追い込まれているなら今すぐ辞める

出勤する時間になると体調が悪くなる、夜も眠れないなど精神的に追い込まれているなら心を第一に考えましょう。

心を病んでまで続ける意義のある仕事なんかありません。

美容師アベ
ただし生活していけなくては困ります。すぐ働けるバイトがあるか、実家に帰ることは可能かなど、最低限の見通しだけはつけましょう

スタイリストになるまで頑張るのは無意味(例外あり)

美容師が嫌いなのに無駄にスタイリストになるまで我慢することに意味はありません。

ただし例外があります。

それは「スタイリスト」の経験を次の仕事に活かしたい場合です。

例えば「ウィッグのカウンセラー」のような仕事に転職したい場合はある程度経験を積むべきでしょう。

ただしジュニアスタイリストまで頑張ったところでアピールポイントとしては弱いです。

美容師アベ
スタイリストの経験を武器に転職したいならスタイリスト歴最低3年は必要でしょう

美容師が嫌いなままでダラダラ続けるくらいならエネルギーを新しい仕事に向けた方が効率的でしょう。

「石の上にも三年」はある意味正解

次の仕事に転職する際に3年間継続してきた人と1年間で辞めた人とでは前者の方が圧倒的に有利です。

1年やそこらで美容師の適性など分かりません。

美容師が辛いけど嫌いじゃないなら3年間頑張ってみると「美容師の気づいていない魅力」に気づくかも知れません。

円満に退職するため方法

では最後に円満に退職するための方法をまとめましょう。

退職時期:法的には2週間前に申し入れればOK⇒一般的には1か月前(円満退職なら3か月前)

美容師を辞めたい場合法律でどう定義されているか把握しておきましょう。

民法627条に以下のような規定が定められてています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

WIKIBOOKS より

このように○年○月までという期間を定めていない雇用契約の場合2週間前までに退職を申し入れれば辞めることが可能です。

美容学校を卒業後美容室に就職した場合ほとんどが期間の定めの無い契約です。(いわゆる正社員)

法的には2週間前までとありますが、常識的には最低でも1か月前には伝えましょう。

ただし円満に退職するなら引継ぎを考慮して3か月前~6か月前が理想です。

ただし遠慮しすぎることはNGです。

あなたの精神・心理的状況で許容できる範囲で譲歩すればよいのです。

引継ぎは丁寧に

円満に退職するために一番大事なのは引継ぎでしょう。

カルテを丁寧に記載することはもちろん、記入しきれない

  • 家族構成
  • 趣味・嗜好

なども引き継ぐとより親切です。

長年担当しているとその方の趣味や嗜好が分かってくるものですよね。

ラーメン屋さん巡りが好き、旅行が好き、お子様は小学生、こんな情報を共有してあげるだけで引き継がれる方は助かります。

紙媒体のカルテなら「誰でも見て分かるように丁寧に書いておく」ことも大事です。

また当然ですが「アレルギー」や「過去のトラブル」などは絶対忘れず引き継ぎましょう。

業務関係の引継ぎは最低1ヶ月共同して行うのがベストでしょう。

実際指導しながら仕事をやらせてみてチェックすることでミスを防ぎます。

引き止められない上手な退職理由&退職届の作り方

退職理由を伝える際の大事なポイントは3つです。

ポイント

  • 会社の悪口にならない退職理由であること
  • 期限を切ること
  • きっぱりと言い切ること

基本的には正直に話すのが一番ですが会社の悪口になるような退職理由は避けましょう。

また人手不足で辞めたいのに辞めらないケースも多々あるので「期限を切る」「きっぱり言い切ること」も必要です。

退職理由の注意点や・退職願のひな形・書き方をさらに詳しく

[美容師辞めたい時の引き止められない退職理由&伝え方【退職願のひな型あり】/st-cmemo]

辞めたいけど言えない・辞めさせてくれない場合

美容師を辞めたいけど言えない場合もあるでしょう。

  1. 人手不足で言えない
  2. パワハラが怖くて言い出せない
  3. お客様に迷惑をかけたくない
  4. 育ててもらった恩義がある
  5. 次の仕事のイメージがつかない

また酷い美容室だと辞めさせてくれないケースもあります。

理由は様々ですが「あなたの人生」を犠牲にするのは違います。

あなたには辞める正当な権利があるので譲歩できる範囲内で交渉して退職すれば良いんです。

言いたくても言えない場合は以下記事を参考にしてください。

辞めたくてもいえない場合の対処法をさらに詳しく

美容師辞めたいけど言えない【美容院経営者が教える上手な伝え方】

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  • この記事を書いた人

アベ

小学3年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー44歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。 x(旧Twitter)ではブログの更新情報や商品の使用感などを紹介します。 ブログ興味ある方は気軽にフォローして下さい!

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