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セルフカラーで美容院に怒られるなら行かない方が良い訳【対処法あり】

アベ

小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー45歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。

こんにちは美容師アベです。

今回は「セルフカラーで美容院に怒られる」理由について美容師の視点から解説します。

結論から言うとセルフカラーすると美容院から嫌がられる(怒られる)のは「セルフカラーと美容院のカラーを併用すると綺麗に発色させるのが難しいから」です。

ただしセルフカラーをするのもお客様の自由なので怒るような美容院は避けた方が良いと個人的には思います。

美容院でセルフカラーすると怒られる詳しい理由と怒られない対処法についてまとめたので最後まで読んでみて下さい。

【美容師解説】セルフカラーで美容院に怒られるなら行かない方が良い訳【対処法あり】

美容院でセルフカラーが怒られるなら行かない方が良い訳

まず大前提としてセルフカラーをしようがしまいがそれはお客様の自由です。

女性なら誰しも常に綺麗でいたいですよね。

ですが色々な事情があるはずです。

美容院に行けない事情

  • 忙しくて美容院にゆっくりいく時間が取れない
  • 美容院の予約が取れない
  • 経済的な理由

子育て中だと周囲の協力が無いとゆっくり美容院でカラーリングするなんて無理ですよね。

子供を寝かしつけた夜にようやくカラーリングしてひさしぶりの美容院、リラックスするために来たのに怒られたらせっかくの気分も台無し。

仕事や介護が忙しくて自分に時間をかけられない人だっているはずです。

もちろん、経済的な理由で美容院でのカラーリング頻度を決めている人もいるでしょう。

それなのに怒られたら嫌な気分になりますよね。

そういう心理を理解できない美容師はあなたの綺麗になりたい気持ちに寄り添えない人の可能性が高いので、行かない方がいいかも知れませんね。

セルフカラーに怒り出す美容師:3つの理由

怒るのはどうかと思いますがセルフカラーした髪の毛は取り扱いが難しい」という美容師の気持ちは十分理解できます。

セルフカラーに怒り出す美容師はきっとこんな心理状況です。

セルフカラーに怒り出す美容師の心理

  • カラーの種類によっては脱色しないと染まらなくなるから失敗リスクが高まり困る
  • セルフカラーの色素とサロンで使うカラーリングの色素が混ざることで予想外に発色すると困る
  • 予想以上に時間がかかってしまい次の予約に影響が出そうで困る

それぞれ詳細に解説してきましょう。

セルフカラーで黒染めした髪の毛を美容院でカラーリング⇒怒り出す美容師も

黒染めとは真っ黒に染めるやつですね。

黒染めはカラーの色素がとても濃く作られています。

ルフカラーで黒染めするとその上から美容院で「オシャレ染め」や「白髪染め」をしても染まらないんです。

黒染めの色素を一度壊す必要があります。

そのためには「ブリーチ」が必須なんですね。

それだけ時間と手間がかかりますし何より失敗するリスクが高まります。

綺麗に発色させることも技術的に難しいので思わず怒リ出す美容師もいるかも知れません。

セルフでヘアマニキュアした髪の毛を美容院でカラーリング⇒発色を阻害するから美容院で怒られる可能性あり

普段はおしゃれ染めや白髪染めをしているのに「セルフでヘアマニキュア」をした場合怒り出す美容師も。

アマニキュアは髪の毛の表面で発色しコーティングする作用があります。

コーティングされると通常のヘアカラーが髪の内部に作用しづらくなるので染まらなくなる可能性があります。

セルフカラーの影響で想定していた予約枠以上に時間がかかってしまうと怒り出す美容師も

1時間半程度を想定していたのにセルフカラーによってブリーチが必要になった。

ブリーチ後にカラーリングとなると予想以上に時間がかかってしまいますよね。

これまでカラーリングしていただけのお客様が突然黒染めして来店すると想定していた施術時間を大幅に上回る可能性もあります。

あなたの後の施術時間に影響がでるようなケースだと怒り出す可能性も。

セルフカラーを美容師が嫌がるのは「カラー」の発色が複雑で失敗リスクも高まるから

例えば「アッシュ」というお薬を使えば「どんな髪の毛もアッシュに染まる」訳ではないんです。

例えば黒い髪の毛にアッシュを使っても「アッシュブラウン」にはなりますがブリーチ後の透明感のあるアッシュにはならないんですね。

逆に明るい髪の毛はどうでしょう。

例えば黄色っぽく色落ちした髪の毛をアッシュにしたいという理由でアッシュの色を全体に塗るとしましょう。

すると青と黄色が混ざって「緑色」の髪色になってしまうんです。

ここには補色という計算が必要になってきます。

美容師がカラーリングする時はこういった計算をして薬を選定します。

ルフカラーで染めた場合「このような計算」が難しくなるので美容師は嫌がります。

これがセルフカラーすると美容院で怒られる根源的な理由です。

美容師アベ
セルフカラーが技術的に難しくなるため嫌がる美容師の気持ちは理解できます。ですが「怒る」のはおかしいですよね。容師がやるべきことはこういう説明をお客様にしてあげること、お直しにはリスクがあることを伝えることで怒ることでは無いからです

セルフカラーで美容院に怒られないための対処法

今後美容院で染めることは考えていないのにセルフカラーは痛みます等と怒られるなら「そんな筋合いはない」ので美容室を変えましょう。

カットだけでも美容師は嬉しいものですよ。

【美容師が答える】カットのみで美容院は嫌がられる?気になる疑問とマナーを徹底解説

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さて、「普段はセルフカラーで染めるけど、3カ月に1回、半年や1年に1回は美容院でカラーしたい」そんな方もいますよね。

そこで最後にセルフカラーしても美容院で怒られないためのポイントをまとめました。

黒染めやマニキュアは修復困難なので避けましょう

今後美容院で染める予定がないならどんなカラーを使って染めても問題ありません。

将来「オシャレ染め・白髪染め」を美容院で検討しているなら「黒染め・ヘアマニキュア」は避けた方が無難です。

美容院でヘアカラーする際に阻害して綺麗に染まらなくなるからです。

カラートリートメントは染める1か月前程度に止めれば影響は少ないでしょう。

2か月~3カ月に1回美容院で染めるならリタッチで根元のみ染めましょう

3カ月に1回程度の頻度で美容院に通っているなら伸びてきた根本のみ毛先と同じくらいの明るさで染めましょう。

根本よりかなり暗い色で染めると美容院でカラーリングする時に阻害する可能性があるので注意してください。

セルフカラーする際の注意点

いつも通っている美容院の合間にセルフカラーをしたい場合美容室に伝えた方が無難ですよ。

明るさはどのくらいか、色はどんな色味を選んだらいいか相談すると良いと思います。

次回来店までの間に気になる白髪をカバーしたいのですがどんなものがいいですか?と相談したら私ならちゃんとアドバイスします。

突然変な色になって直してくださいといわれるよりはお互いいいですよね。

セルフカラーをして変な色になってしまった場合はそれまでの履歴をしっかり美容師に伝えましょう。

ブリーチの有無や、使ったカラー剤の箱などを取っておくと美容師に伝えやすいですよ。

カラーのお直しは美容院によっても得意不得意があるので事前に電話で相談した方が無難ですよ。

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小学4年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー45歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。

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