こんにちは美容師アベです。
私は一人美容院を経営しています。
こんな疑問にお答えしましょう。
結論を先にいうと美容院で整えるだけというオーダーは良くあるので大丈夫ですよ。
頼み方はこんな感じ。
整えるだけの頼み方
- 今の髪型が好きなので左右の長さと段を整えて綺麗に伸びるようにしたいです。あまり切りたくないんです。
- 毛先1㎝程度カットしてください。短いところはそのままで構いません。できるだけ切りたくないんです。
- 短いところに合わせて整えてください。
- 将来〇〇スタイルにしたいのですがどのように整えるのがベストでしょうか?
それぞれの頼み方、どんな時に使えばいいのか詳しく説明したので最後まで読んでみてくださいね。
美容院で整えるだけのカットを頼むのは変?⇒普通です
美容院で整えるだけのカットをオーダーする人は結構いらっしゃいます。
例えばこんな人が多いです。
整えるだけのカットをオーダーするお客さんの特徴
- 成人式などセットする予定があるので髪を切りたくない
- 左右の長さがチグハグなので揃えたい
- ショートからロングに伸ばしている最中なので整えたい
このように理由は様々ですが「整えるだけ」のオーダーをするお客さんは結構いるので美容師も慣れています。
整えるだけのカットは迷惑?⇒迷惑じゃない
美容師は整えるだけのカットは大歓迎です。
自分がカットしたヘアスタイルなら1㎝や5㎜切るのはとても容易なことだからです。
むしろ毛先10㎝カットする方が技術的には少し難易度があがります。
整えるだけのカットは美容師にとっては容易な技術で同じ料金もらえるのでむしろ大歓迎です。
迷惑がられることは無いので遠慮なくオーダーしましょう。
ただし整えるだけという頼み方は思ったより切られてしまうなど危険性もはらんでいます。
そこで具体的に失敗しないための「整えるだけの頼み方」を紹介していきますね。
「整えるだけ」のカットの頼み方&注意点
整えるだけというオーダーには色々な意味があります。
例えば「短い部分に合わせて長い部分を切り揃える」という考え方です。
もう一つは「短い部分は無視して長い部分だけ切りそろえる」という考え方。
全体をできるだけそのままで整えたいという方も多いでしょう。
美容師歴が長ければ「お客様が考える”整える”とはどんな意味か」をしっかりとカウンセリングした上で整えるカットを施します。
ところが美容師歴が短いと勝手に判断して短いところに合わせて整えてしまう恐れも。
整えるだけの頼み方パターンを以下に紹介するのであなたの状況に合った頼み方を選びましょう。
今の髪型が好きなので左右の長さと段を整えて綺麗に伸びるようにしたいです。あまり切りたくないんです。
今の髪型を維持したいなら一番最適な頼み方がコレです。
ただし前回のカットが下手で左右チグハグだったりすると多少カットされる可能性はあります。
毛先1㎝程度カットしてください。短いところはそのままで構いません。できるだけ切りたくないんです。
美容師は毛先1㎝を狙って切ることができるのでこのような頼み方は問題ありません。
「短いところはそのままで構いません」と伝えるのは長い部分を短いところに合わせて切られないようにするためです。
例えばツーブロックが伸びてきている中途半端な状態などが想定できます。
襟足だけ短くしてかぶせているような髪型も該当しますね。
短い部分に合わせて整えるととても短くなる可能性があります。
短い部分がある方は注意して頼みましょう。
短いところに合わせて整えてください
前章の逆パターンです。
女性でもツーブロックにする方もいますよね。
それが肩くらいになってそれ以外の部分が肩下に伸びているような場合、一度すべての長さを短いところに合わせて整えるとまとまりがでて扱いやすくなります。
またカットが下手でハネたり、左右の長さがチグハグな場合も短いところに合わせて整えてくださいと頼むとカットが上手な美容師だとまとまりがよくなることがあります。
将来〇〇スタイルにしたいのですがどのように整えるのがベストでしょうか?
こういう頼み方もあります。
典型例がワンレングスにしたい場合です。
ワンレングスやボブにするには「襟足の長さ」は短くても良いのですが「頭頂部の長さ」が必須です。
【レイヤーカットやめたい】髪の毛の段をなくす方法を美容師が解説
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ワンレングスにしていく上で大事なのは襟足ではなく頭頂部の髪の毛なんですね。
もし伸ばしながらワンレングにしていきたいなら襟足の痛んでいる部分はカットし頭頂部はそろえるだけのカットを施すと綺麗に伸ばしやすいです。
美容院で整えるだけのカットを頼みたい方は参考にしてくださいね。
美容院でのオーダー方法については以下記事にもまとめていますので併せて参考にしてください。
【美容院でのオーダーのコツ】困ってしまうオーダーも紹介
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