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美容師辞めたいとき

美容師辞めたい時の引き止められない退職理由&伝え方【退職願のひな型あり】

こんにちは美容師アベです。

美容師を辞めたいと悩んでいる美容師はとても多いですよね。

この記事ではどうしたら引き止められずに辞められるのかという観点からアドバイスしていきます。

まず美容師のみんなはどんな理由で辞めるのか?このあたりから見ていきましょう。

美容師を辞めるか続けるかまだ迷っている方は以下記事を参考にしてください。

美容師ブラック過ぎ!辞めたくなった理由&美容歴20年の私はこうして乗り越えてきた

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美容師辞めたい時の引き止められない退職理由&伝え方【退職願のひな型あり】

美容師を辞めるきっかけは以下のどれかに分類できると思います。

  • 仕事とのミスマッチ(理想と現実のギャップ・美容師に適性が無いと悩む)
  • 人間関係の不和(上司・同僚との関係)
  • 労働環境(給与・労働時間・休日)への不満
  • 身体的&精神的疲労(手荒れ・腰痛・クレームストレス・入客不安)
  • 将来不安(安い給与・結婚や老後への不安)ダミーテキスト

皆さんの退職理由もこれらに該当するはず。

ですが「この不満を退職理由」にしてはいけません。

引き止められやすいからです。

NGな退職理由

NGな退職理由とは引き止められる(説得しやすい)退職理由です。

4つの例を紹介しましょう。

同僚とうまくいかなくていじめられたりして辛いんです。だから辞めたいです。

信頼できる上司で、かつ人間関係が改善するなら仕事を続けたい場合「相談」するのはありでしょう。

ただしもう辞める決意は固まっているならこの理由はNGです。

例えば「どこの店にいっても人間関係は辛いものだよ。逃げたってまた同じだよ」と説得されてしまうからです。

美容師の仕事が向いてないから辞めたいです

例えばこのように説得されます。「仕事の適性なんて10年以上働いてやっと分かるものだよ。たった2年や3年で適性なんて分からないんだからもう少し頑張りなさい」

美容師の仕事を楽しいと思わないんです

このように説得されます。「仕事は楽しむためにやるんじゃないんだよ。お金を稼ぐためでしょ。仕事に楽しさを求めちゃ駄目だよ」

体力的にきつくて続けられません

「美容師はどこも同じようなものだよ。辛いからって途中で投げ出したら一生中途半端だよ。みんな頑張っているんだからあなたも頑張りなさい」こう言われてしまいます。

【円満退社】会社が引き止めにくい退職理由はコレだ

円満退社に導く退職理由の鉄則は「会社への不平不満が退職理由ではないこと」です。

そこで円満退社に導くおすすめの退職理由は「身内の介護」「家族の事情」です。

誰も悪者にならないのがポイントです。

例えば

  • 実家の母の調子が悪いからそばにいてあげたい
  • 母が祖母の介護をしているから力になってあげたい

などは効果的です。

何故なら反論しにくいからです。

注意ポイント

美容室は慢性的な人手不足。人が余っているようなサロンは少ないでしょう。また新たな人材を1から育てるには時間とコストがかかるためできるだけ辞めてもらいたくないという美容室が多い。大事なのは反論しにくい理由を考えることです。

  • パワハラが辛いくて辞めたいと言い出せない
  • 辞めたいと言ってもとりあってもらえない
  • お客様に悪くて辞めるのを躊躇してしまう
  • 転職できるか不安で言い出せない

など辞めたいけど言えない場合は美容院経営者が教える上手な伝え方を参考にして下さい。

美容師を辞める理由が結婚の場合はそのまま伝えてOK

結婚するからより好条件の仕事に転職するこれもよいでしょう。

引き止められたら「高条件で雇ってもらえますか?」「私も家族を養う責任があるのでわかって下さい」と説得できます。

理由ができたら退職願を書きましょう。

美容師を辞める!伝え方のポイント

曖昧な態度はNG!退職の意思表示をきっぱり伝える

迷っていると思われる態度はNGです。

また「相談」していると思われる態度もNGです。

毅然とした態度で「辞めます」と伝えましょう。

期限を切ることで「先延ばし」を避ける

美容業界は人手不足です。

「次の人が見つかるまで待ってくれ」というケースは美容業界ではよくあることです。

ですが会社の事情はあくまで会社の事情です。

あなたにはあなたの事情があるはずです。

会社の事情をかんがみることは素晴らしいことですがあなたが犠牲になり我慢し続ける必要もありません。

  • 〇月末に退職します

と期限を決めて伝えるのが理想的です。

あくまで期限は「希望日」です。

あなたの希望を伝えた後で上司と相談して退職日を決めるのが一般的です。

遠慮して期限を伝えないと退職時期をはぐらかされるリスクがあります。

会社も期限を切られるそれまでになんとかしなければという意識が働きますので期限を決めるのは大事なことです。

その際退職願も提出しましょう。

民法627条に以下のような規定が定められています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

WIKIBOOKS より

法的には期限の定めのない雇用契約の場合2週間前までに退職を申し入れれば辞めることが可能です。

「解約の申し入れ」は口頭でも有効です。

しかし文書に残した方が確実ですので退職願は作りましょう。

交渉術⇒譲歩がポイント

円満退社のポイントは「会社とあなた」が満足できる退職日を交渉することです。

あくまで期限は「希望日」です。

あなたの希望を伝えた後で上司と相談して退職日を決めるのが一般的です。

その際もしあと2か月が限界なら1か月後に辞めると伝えましょう。もう少しと引き止められたら1か月譲歩します。

譲歩することで同意を得られやすくなります。

既成事実を作って辞める

期限を切って退職願を提出することの重要性を解説しました。

それでも受け入れてもらえなかったという場合は「既成事実」を作って退職を申し入れましょう。

  • 〇〇業界で△月から働くことになりました。〇月末に退職します。
  • プログラマーになるために学校に入学します。入学金も支払いました。〇月から入学なので〇月に退職します。

「辞めた後のことが既に決まっている場合」引き止めるのが難しいので効果的です。

美容師を辞める退職届の書き方

美容師を辞めたい場合常識的には退職を希望する1ヶ月前までに上司に面談のアポをとるのが理想です。

その会社の就業規則(会社によって決まっています)によっては【○ヶ月前までに申しいれる】などと規定している場合もあるのでよく確認しましょう。

では実際の流れについて解説します。

  1. 退職希望日を記載した「退職願」を作成します
  2. 直属の上司に面談のアポを取ります
  3. 面談で「退職願」を提出し退職理由を伝えます
  4. 退職の承認を得たら退職日を決めます(交渉)
  5. 退職届を提出します

退職願とは

【退職願】とはあなたの希望する退職希望日を記載したもので「退職の意思=労働契約の解除を申し入れる」ために重要なものです。

退職の意思表示は口頭でも有効です。

ですが先ほど紹介した民法の規定「退職の申し入れから2週間」の根拠となるのが退職願です。

退職の意思表示をした根拠となるため可能なら作成しましょう。

退職届

退職届は退職日が確定した後に提出するものです。

会社によっては決まった書式がある場合があるのでその場合従いましょう。

退職願・退職届の書き方

雛形を作成したのでこれの通りに作成すれば問題ありません。

退職願と退職届の書き方雛形

注意点は退職願は希望する退職日を記入することです。

退職届は退職日が決まってから提出するものなので上司と相談して決めた退職日を記入すればOKです。

それぞれ提出日の日付と印鑑もお忘れなく。

退職日の交渉術

理想的な退職時期の決め方は

  • サロンにとって影響が最小限のタイミング
  • あなたにとって気持ちよくリスタートが切れるタイミング

で調整することです。

「あなたが会社の犠牲になる必要」はありません。

あくまであなたが譲歩できる範囲内で日程を検討しましょう。

もしあと2ヶ月が限界ならそれより短い1ヵ月後に辞めたいと伝えましょう。

それでまとまらない場合「では2週間伸ばして1ヵ月半後の○月○日に退職させて下さい」とあなたから譲歩します。

人は「何かしてもらったら相手にお返ししてあげないと」という心理(返報性の原理)が働くので同意を得られやすくなります。

これまで紹介したような手続きを行えば法的にも問題なく退職することが可能です。

美容室を退職したいけど言えない

美容室に退職の意思を伝えたのに辞められないケースでよく聞くのが「人手不足」です。

私は一人美容院を経営していますが人を雇っていた時期もありました。

採用活動を行ったこともありますが美容師を新規採用するのは結構大変です。

特に中小美容院の場合好条件を提示するのも現実的に難しいので大手のように人を集めるのは簡単ではありません。

そのため「人が見つかるまで待ってくれ」というケースはありがちです。

人が足りないから次の人が決まるまで待ってねと言われるのはよくあるケースですが「延々と先延ばしされる」ことも少なくありません。

人が見つかるまで待ってというケースはまだましな方です。

中にはこちらで紹介されているケースのように「退職を許さない」というケースもあります。

美容師を辞めたいけど言えない場合の対処法は以下記事にまとめています。

美容師辞めたいけど言えない【美容院経営者が教える上手な伝え方】

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アベ

小学3年生の息子と妻をこよなく愛する中年ブロガー44歳【美容師・管理美容師】ワンオペ美容室を経営。前職はリーマン。就職支援業務の企画・運営経験あり【ブログのコンセプト】美容師がより豊かになるための情報提供&美容に関する正しい情報を発信し「素敵になる」ことのお手伝いをする。 x(旧Twitter)ではブログの更新情報や商品の使用感などを紹介します。 ブログ興味ある方は気軽にフォローして下さい!

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