こんにちは美容師あべです。
けど「辞めます」って言い出せない。
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私ですが美容院経営者で、美容師になるまでは2度の転職経験もあります。
ケース毎にベストな伝え方を解説していきますね。
美容師辞めたいけど言えない【美容院経営者が教える上手な伝え方】
美容師を辞めたいけど言えないなら一番簡単なのは退職代行サービスを利用することです。
あなたに代わって退職の意思を伝えてくれるサービスで上司と直接顔を合わせる必要もありません。
今すぐ辞めることが可能です。
【確実・安全に今すぐ退職可】美容師におすすめの退職代行
一般的に考えると、仕事を辞めたいのに「言えない」って少しおかしな状況ですよね。
美容業界特有の辞めたいと言い出せない理由について少し考えてみましょう。
美容師を辞めると言い出しにくい業界特有の理由
人手不足で辞めたいけど言い出せない
美容業界は慢性的な人手不足です。
私のサロンでも求人を出した経験があるので人手不足の深刻さは身にしみて分かります。
「お店が忙しいから自分が辞めたら会社に迷惑がかかるのではないか」と言い出せない場合があります。
確かにギリギリで回っているサロンの場合1人辞めることは経営上深刻な場合も充分にありえます。
また辞めたいと伝えても「次の人が決まるまで待ってくれ」と言われるなんてことも。
パワハラが怖くて退職を言い出せない
美容師は技術職であるがゆえに【技術を指導する側と受ける側】で強い上下関係が築かれがちです。
その業界特有の構造が時に行き過ぎたパワハラを生み出すこともあります。
パワハラが横行すると退職の意思を伝えるのも怖い・言い出せないという環境に陥ってしまいますよね。
また仮に辞めたいと伝えたところで強い上下関係があるため聞き入れてもらえないというケースもあります。
美容師辞めたいんですゆーたらそんなん何年目になってもしょっちゅう思うわ言われ、やる気ないんですゆーたらあんた何ゆーてんのゆわれ考えが子供や言われこころが腐ってるから1回頭冷せて言われた。恐るべし(-_-)来週幹部4人と緊急ミーティングらしい。あたし辞めさせてもらえない(;_;)
— まーちゃん (@machan0911xx) July 20, 2012
@Ru_ku_mi 社員だし、簡単には辞めさせてもらえないよね…美容師んときなんか3回言ってやっと辞めさせてもらえたからねw
— らヴ子◡̈♥️ (@aico330) November 30, 2011
私が聞いた話では辞表を提出したら「1年後ね」と辞表を奪われ退職の意思すら取り合ってもらえない美容師アシスタントさんも居ました。
顧客に迷惑がかかるから辞めにくい
お客様は基本的に「人(美容師)」につきますよね。
美容師の勤務先が変わればその美容師さんをおっかけてサロンを変えるお客様もいらっしゃるほどです。
お客様と密接な人間関係が築かれるともはやお客様以上の存在になります。
例えば病気になれば心配になりますし私生活でお悩みがあれば出来る範囲でお力になりたいと思ったり。
お客様というより友人とか家族に近い感覚になってきます。
よりお客様から支持されている美容師さんほどお客様を大事に思い退職することを言い出せないこともあるでしょう。
美容師は辞めたいけど次の仕事のイメージが思い浮かばない
次の仕事のイメージが浮かばないため辞めたいけど言えない美容師さんもいるかも知れません。
美容師は専門職です。
つぶしが利かないと思われがちですが実はそうではありません。
仕事には共通するスキルがあります。
例えば
- コミュニケーションスキル
- 営業スキル
です。
営業スキルなんて無いと思われるかも知れませんが「店販商品の販売」も営業スキルの一つです。
実際成績が芳しくなくとも「どのように工夫したのか」「お客様にどのように喜んでもらおうと努力したのか」はどんな仕事にも共通するスキルです。
これらをアピールすることで色々な職業に挑戦することも可能です。
美容師経験しかない私の強みって何なんだろう?という方は以下記事を参考にしてください。
元美容師8人に聞いた・美容師から異業種に転職する時の自己PR&志望動機
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美容業界特有の事情で「辞めたいと言えない」時の対処法
辞める権利があることを理解し「働く価値がある会社」か見つめなおしましょう
- 人手不足で辞めたいと言い出せない
- パワハラが怖くて辞めたいと言い出せない
この2つのケースについて美容室経営者である私が伝えたいのは【経営者はあなたが辞めた時のリスクについてあらかじめ備えておく必要がある】ということです。
「あなたが辞めたことで経営に影響が出たとしてもそれは経営者の責任」でありあなたを批判するのはお門違いなんです。
あなたにはあなたの人生がありますしあなたの自由を奪うことは許されません。
民法627条に以下のような規定が定められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
WIKIBOOKS より
このように○年○月までという期間を定めていない雇用契約の場合2週間前までに退職を申し入れれば辞めることが可能です。
法的には2週間前に伝えれば問題ありません。
またアシスタントが辞めたいと悩んでいたら話しを聞き解決策を一緒に考えてあげなくてはいけません。
これは経営上大事なことなんですよ。
部下の辞めたいという悩みに向き合わなければアシスタントの仕事の質が低下し経営に悪影響を及ぼすからです。
従業員を大事にしない会社はかならず衰退するしそんな会社にいてもあなたは成長できません。
ましてハラスメントを行う正当な理由などありません。
と恩を感じるような良い会社だとしたらあなたの人生を犠牲にしない範囲内で交渉すれば良いのです。
お世話になった上司や先輩を裏切ることになると悩む気持ちは分かりますし素晴らしいと思います。
ですががあなたの人生はあなた自身のものです。
美容師を辞めたい時の退職理由や退職願の書き方などはすべて以下記事にまとめてありますので参考にしてください。
美容師ブラック過ぎ!辞めたくなった理由&美容歴20年の私はこうして乗り越えてきた
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お客様を思って辞めたいと言い出せないなら引継ぎを丁寧に行なえば良い
あなたがお客様を大事に思うなら辞める前にあなたにできる最大限のことを行えば良いんです。
例えば引継ぎです。
誰が引き継いでも同じ技術を提供できるようにあなたができる限りの引き継ぎを行えばばいいのです。
引継ぎの例
- ネープセクションは頭皮に対して〇度に引き出している
- サイドはいつもリップラインを目安に切っている
- 趣味はお料理
- お子様は〇年生で男の子
技術面以外のお客様の趣味・嗜好など可能な限り引継ぎ辞めることがあなたにできる一番の誠意です。
あなたが辞めないことでお客様に尽くし続けることがベストだとは思いません。
日本人は自己犠牲は素晴らしいという価値観があるように思います。
ですがこれは間違いです。
自分も満足して相手も満足する。
win-winな関係を目指しましょう。
次の仕事が不安なら「美容師」を続けながら転職活動を始める
転職活動は美容師を続けながらでもできます。
どんな業界・職種に転職したらよいか分からないという方は元美容師がどんな業界に転職ているのか知ることから始めましょう。
元美容師にアンケートを取った結果は以下記事にまとめていますので参考にしてください。
【美容師から転職したい】元美容師が選んだ業界&職種ランキング
続きを見る
言い出せない場合は退職代行を利用する
どうしても言えない場合は退職代行を使い正当な権利を行使しましょう。
【確実・安全に今すぐ退職可】美容師におすすめの退職代行