こんにちはアベです。
今回は女性が薄毛になる原因を20代~30代、40代以上とに分け「考えられる原因と対策」をまとめました。
もくじ
【女性の薄毛】20代と40代で原因が違う?年齢別の原因と対策
薄毛の原因と有効な対策を理解するためには「髪の毛はどうやって成長するのか」知ることが大事ですよね。
まずは髪の毛が成長する条件を簡単にみていきましょう。
髪の毛が成長する条件
髪の毛が成長するための条件は3つあります。
髪の毛が成長する条件
- 髪の毛を作るために必要な「たんぱく質」
- 髪の毛のたんぱく質を合成するために必要なミネラル(亜鉛など)
- 髪の毛の栄養素を血管から送り届けるための「血流」
髪の毛が成長するには髪の毛の基である「たんぱく質」が必要です。
またたんぱく質を合成するためには亜鉛が必要ですので亜鉛も大事な栄養素です。
髪の毛は、ケラチンというタンパク質で構成されていますが、ケラチンが合成されるときに亜鉛が必須とされています。ケラチンは、髪の毛の成分のうちおよそ9割を占めているため、ケラチンが上手く合成されないと細胞分裂が正常に行われず、髪の毛が育たないのです。
ケラチンができるまでには、まず体内にタンパク質を取り込み、タンパク質を分解してアミノ酸にして、そのアミノ酸を再結合するという工程があります。アミノ酸の再結合に、亜鉛が必要であるため、タンパク質を摂っていても髪の毛が増えないと感じる方は、亜鉛が不足している可能性が高いのです。
髪の毛に栄養を送り届けるのは頭皮の毛細血管です。
頭皮の血流が悪いといくら栄養が豊富でも髪の毛は成長できません。
これを阻害する生活習慣を見直すことが大事です。
ヘアサイクル
髪の毛には成長サイクルがあります。
- 成長期(2~6年)
- 退行期(1~2週間)
- 休止期(3~4ヶ月)
女性のヘアサイクルは4~6年で1サイクルと言われています。
20代~30代女性に多いのは頭皮が固くなり休止期が長引くことで薄毛になるケース。
40代以降の女性は成長期が短くなり髪が細いままで抜けてしまうケースと、20代~30代女性同様に休止期が長引くケースもあります。
まずは年齢に関係なく女性が薄毛になる原因を見ていきましょう。
年齢に関係なく女性が薄毛になる原因
では女性が薄毛になる主たる原因を紹介しましょう。
産後の抜け毛
髪の毛の成長期を伸ばしているのは「女性ホルモン」。
女性ホルモンの分泌が多くなる妊娠中は髪の毛が抜けにくくなります。ところが産後に通常のホルモンバランスに戻ると一気に脱毛します。
だから産後抜け毛は自然におさまるんです。
産後抜け毛は時間とともに落ち着くので心配は無用です。
できるだけ早く髪の毛を元の健やかな状態に戻したい場合は頭皮の血流を促進し栄養素を補えるような育毛剤の利用が最適です。
疾患による薄毛
例えば抜毛症やびまん性脱毛症などがあげられます。
びまん性脱毛症は以下のような特徴があります。
びまん性脱毛症とは、髪全体のボリュームが失われる薄毛の1つです。男性型脱毛症いわゆるAGAは前頭部や頭頂部の髪が薄くなりますが、びまん性脱毛症は全体的に抜け毛が増えます。まばらに抜け毛が増えるので気づきにくく、治療が遅れることが多いのです。
AGAスキンクリニックより引用
びまん性脱毛症を治療するには医師による診断を受けるのが一番でしょう。
例えば【公式サイト】AGAスキンクリニック レディース院 などがあげられます。
20代~30代女性に多い薄毛の原因と対策
20代~30代の女性に多い薄毛の原因はストレスやダイエット、喫煙、食生活などが原因で頭皮環境が乱れて抜け毛が増えることです。
頭皮環境が乱れたことによる薄毛の特徴はヘアサイクルの休止期が通常より伸びてしまうこと。
普通は3~4か月後に髪の毛が生えてくるのに休止期が伸びることで髪の毛がまばらになりさみしい印象になります。
20代~30代女性の薄毛原因は頭皮環境の乱れ
頭皮環境が乱れる原因は以下の通りです。
ストレス
学生時代と異なり社会人になるとストレスも多くなります。
ストレスを受けると交感神経優位となり血管が収縮します。
血流が悪くなると髪の毛の成長に必要な栄養素を十分に届けられなくなります。
すると新しい髪の毛が生まれるまでの期間が長引き薄毛になります。
喫煙
喫煙も血管が収縮するため頭皮の血流が悪くなります。
髪の毛の成長に必要なたんぱく質やミネラルが十分に行きわたらなくなるため髪の毛の成長が阻害されます。
睡眠不足
髪の毛を成長させる成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。
睡眠不足によって成長ホルモンが不足すると髪の毛の成長が阻害されます。
ダイエット
過度なダイエットにより栄養が偏ると髪の毛の成長が滞り薄毛の原因になります。
食生活
髪の毛はケラチンタンパクから構成されているのでたんぱく質が不足すると髪の毛が十分に成長できません。
また過度な飲酒は髪の毛のたんぱく質を作り出すために必要な亜鉛の消費を増やすため髪の毛の成長を妨げる原因に。
外食や油分が多い食事に偏ると皮脂の過剰分泌につながります。
皮脂が過剰に分泌されると頭皮環境が乱れて髪の毛の成長を妨げます。
20代~30代女性の薄毛対策
生活習慣の乱れや過度なダイエット、ストレス、喫煙等により頭皮が固くなることで頭皮環境が乱れ薄毛になります。
そこでおすすめな対策は5つです。
ポイント
- 適度な運動
- ストレス発散
- 食生活の見直し
- 頭皮環境を整えるアミノ酸系シャンプーを利用する
- 正しい頻度でシャンプーする
適度な運動
頭皮の血流を促進するため運動しましょう。
頭皮の血流が改善されると髪の毛に十分な栄養素が届けられるため髪の毛の健康な成長をサポートできます。
ストレス発散
ストレスは頭皮の血流を悪化させます。
ストレスが発散できるような時間を作りましょう。
食生活を見直しましょう
髪の毛はタンパク質で出来ています。
髪の毛には植物性タンパク質が良いといわれていますので大豆などを摂取しましょう。
お肉やお魚もたんぱく質です。
また亜鉛が不足していると髪の毛が成長できません。
亜鉛は納豆や牛肉などで手軽に取れるのでバランスの取れた食事が大事です。
頭皮環境を整えるアミノ酸系シャンプーを利用しましょう。
乱れた頭皮環境の特徴は「過度な乾燥」や「過度な皮脂」です。
薄毛の女性で頭皮環境が乱れている場合は乾燥状態に陥っている可能性が高いです。
まずはアミノ酸系シャンプーを使い低刺激で洗うことから始めてみましょう。
薄毛の方がアミノ酸系シャンプーを使う際の注意点はこちらにまとめています。
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【アミノ酸系シャンプー】薄毛の方の選び方と注意点
正しい頻度でシャンプーしましょう
ヘアサイクルの乱れは薄毛につながります。
毎日一回シャンプーを行い頭皮環境が乱れないように注意しましょう。
洗いすぎもNGです。
またシャンプーは朝より夜に行いましょう。
洗ったらしっかり髪の毛を乾かすことも大事です。
洗い方も大事です。
具体的なポイントは【美容師監修】アミノ酸系シャンプーの洗い方!絶対知りたい7つのポイントへ
40代以降の女性に多い薄毛の原因と対策
40代以降の女性に多い薄毛の原因

40代以降の女性に圧倒的に多い抜け毛の原因はホルモンバランスの変化と言われています。
女性は更年期により40代半ばからホルモンバランスが変化し「エストロゲン」の分泌が減少します。
個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。
年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれる人もいます。更年期ラボより引用
エストロゲンは「髪の毛の成長サイクル」を整える役割があります。
更年期によりホルモンバランスが変化するとこのヘアサイクルが乱れます。
「ヘアサイクルが乱れる」と髪の毛は長く太く成長できなくなり短いまま抜け落ちてしまいます。
40代以降の女性におすすめする薄毛対策
イソフラボンを摂取する
女性特有のホルモンバランスの乱れによる薄毛には「イソフラボン」が効果的です。
イソフラボンは「植物性エストロゲン」と言われ「女性ホルモンに近い働き」をします。
注意ポイント
女性の体内には「エストロゲン受容体」というものがあって、エストロゲンが受容体にはまって作用します。エストロゲンがたっぷりある状態でイソフラボンを取りすぎると受容体には限りがあるので、本来作用するべきエストロゲンが作用できなくなることも。イソフラボンの作用はエストロゲンの1/400程度と言われているからエストロゲンが減少している場面などに有効的です。それ以外は過剰摂取には注意して下さい。
大豆は植物性タンパク質で髪の毛の成長に必要な栄養素でありながらイソフラボンも接種できる食品です。
薄毛女性に最適な食品なので、納豆などを意識的に摂取するのは効果的です。
成長期が短縮するのはホルモンバランスの変化が原因のため血流を促進してもなかなか薄毛は改善しないのが現実です。
この場合は「髪の毛の成長期を伸ばす成分」配合の育毛剤の利用が最も効果的です。
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【育毛剤ランキング】ズバリ生えるのはどれ?【女性編】